2010年3月13日(土)

重い思い

 今日はカルポートで日本舞踊の道具仕事。

 通常の小屋入りは朝9時なのだが、今回はいろいろ大掛かりだということで8時入り。

 先日、オレンジホールから重たい「囲い」をこちらに運んだけど、あれ、どんな使い方するんだろう?

 な〜んか、ハッキリしないままに急ぐものから道具を組んで行く。リハーサルの段階から道具を飾れるのが理想だが、用意された時間では仕込みとリハが平行して進んで行く。踊りの振りで、踊り手が道具と絡むものはリハの段階でも道具飾りが必要なので、そういったものから優先して組んで行くというわけ。

 いつもは花道をつけたり所作台を並べる時までいて後は帰って行くアルバイトの若者たちも今回はフル出動。道具方は合計10人ほど。

 やっぱ重たいんかなー?重いとか、きついとか、痛いとか、そういう仕事は僕はしないことになってるんだけど・・・

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 今までで一番重い思いをした(-_-;)

 先日運んだ重い「囲い」は更に2枚張り合わされてカルポートの「囲い」と同じ大きさになり、それに会主さん持ち込みの幕を張って、本番の一番最初の踊りの時だけその囲いを使う。そして、1曲目が済んだら、それをどけて、元のカルポートの「囲い」に戻す。

 これが今日の最後の頃にやっと分かったこと。

 カルポートの「囲い」は木枠に布を張ったものなのだが、オレンジから持って来た「囲い」はベニヤ張りなのでカルポートのものに比べるとはるかに重い。

 それを朝早くから体を動かし続けの日の夜10時前に運んでるんだもんネー。

 何組かに分かれて「囲い」を運んでいるあちらこちらでバランスをくずして「囲い」が倒れそうになる。

 よくぞ誰もけがしなかったもの。これで明日も朝は8時入りなんだよネー(^_^.)

 今回の「重い思い」はこれまでで一番のもの。これまでは高松のバレエの会で経験したものがずっと一番だったのだが、それは舞台美術家の朝倉摂という人がデザインした舞台装置だった。

 なんと、今回の囲いのデザインも朝倉摂さんらしい。でも、今回の重さはやり方の問題で、朝倉さんのせいではないな・・・