2010年3月17日(水)
葦船のO村さんから電話が入った。
前回処分を頼まれたノートパソコンの中の1台が見てみたらまだ使えたので、その分は一度お返ししていたのだが、時々カタカタと音がして調子がおかしくなったとのこと。
あぁ、そのカタカタ音はきっとハードディスクが逝きかけの音だ。ハードディスクを替えてWindowsを入れ直せばまた蘇るだろうけど、そのパソコン、Win98なんだよねー。その手間賃で同等の中古パソコン2〜3台買えるかも知れない。
それを話して、僕の手元の98の中古を見て頂き、問題がなければそれを安く買って頂くことにした。
O村さんのノートパソコンの使い方は「考える道具」。
思いついたことを何でも入力して残し、それを元に次の考えを膨らませて、またそれを入力して残して行く。
ワープロソフトと表計算ソフトが動けば、それが98だろうとXPだろうと何でもかまわないのだ。だから、前回使えなくなったパソコンの処分を頼まれた時、その代わりに僕から代替のXP機を買って下さる話があったが、僕は処分品の中にまだ使えるものがあったのでそれをお返しして使ってもらうことにした。
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ところで、その「考える道具」でO村さんは今何を考えているのか・・
って、勝手に人様の事業計画を書くわけにはいけないけど、ちょっと面白いお店を作ろうとされてるとだけ書いておこうか。
O村さんは、今日の話で分かったのだが、僕と同級生になるご年齢。夢を見る力と、それを形にする能力の両方がある方で、古代エジプトの葦船で海を渡るという「葦船企画」をやった時には、10万の手持ちで始めたことに800万のお金が集まり、協力企業の無料提供作業を金額換算すると2000万くらいのお金、というか価値が動いた。O村さんが何かをやろうとすると、それに必要な協力者が喜んでお金や労力を提供する、そういう不思議な力がある人のよう。
今やろうとしていることも、必要なことをあちらこちらに相談すると、その人たちがああしたらいいこうしたらいいと言ってくれて、自分の思惑以上のペースでものごとが進んでいるらしい。
O村さんのお宅の軒先にはサヌカイトの風鈴や、日本の音階でメロディーを奏でているようなハワイの風鈴が風を音に変えていて、そこだけちょっとした異空間。思えば、僕がその風鈴の音に大きく反応したことが、それからのおつきあいに繋がったのかも知れない。
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今日僕が持って行った98のノートはその場でお買い上げということになった。このパソコンをO村さんが「考える道具」として使ってくれて、O村さんの新しい夢の実現に役立つとしたら、これはただの98じゃなくなるってわけだ。