2010年3月28日(日)

H田さんと模型博

 今日はH田さんといの町紙の博物館でやっている「模型であい博」へ。

 僕が今の仕事を始めた初期の頃にアリヒロ母が紹介してくれた土佐市のN内さんはこの道何十年の人。最初N内さんの部屋に入った時、部屋の何面かの壁をフルに利用して並べ、かつ、積み上げられたショーケースにある大量のプラモデルに、これは息子さんの趣味にしてはすご過ぎると思い、話す内にそれがお父さん、つまりN内さんの趣味だということが分かって「なるほど」と思ったものだった。

 年齢的にも同世代、好きなことをやっているN内さんの明るさも手伝って、最初に会ったその時から旧知の仲のように話が出来ている。

 N内さんたちプラモデル同好の人たちは、これまでも年に一度くらいは今回のようなプラモデルの展示会をやっていて、N内さんは段取りその他、展示会を開催するための推進役の大きな役割を担っているのだが、好きなことをやっているせいか、その役割が全くストレスになってはいないように見える。それなりにアチラコチラとの連絡や、「出会い博」という名称を使うための県との交渉など大変なこともあるようなのだが、ストレスというよりは「エピソード」的なことに収まってしまう感じ。

 これは参考になる。僕も、遊んでるように見えて、それなりに仕事として成り立っている・・という感じが理想なのだ。自分がやってることがホントに好きでいられれば、苦労なんて言葉はどこの言葉か分からなくなるし、しんどいことも人が見る程には本人にはしんどくないことになる。

 その点、最近の僕は出来ない支払いのためにノリが悪くなったりして、ホンモノじゃないなぁ。何かをきっかけにエイッとばかりに路線変更しなくちゃ。

 好きなことしかしませ〜ん。今やってることはみ〜んな好きなことで〜す・・・、ってなもんだ。

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 今日はH田さんの車に乗せてもらってのいの町行きだったのだが、車の中ではU田さん談義。

 僕たちはU田さんを通して知り合った仲。会ったのは5回くらいのものだろうけど、それぞれがU田さんのことが好きで、U田さんを尊敬もし・・・という共通の土壌があるためにずっと前からの知り合いのよう。それには、H田さんに会う前からU田さんからH田さんのことを何度も聞いていたということもあるのだろう。

 話すほどにU田さんに対するお互いの捕らえ方が似ている。

 緻密な頭脳。権威におもねない素敵な頑固さ。分け隔てのない対人感覚。謙虚さ。

 「宮城さんにとってU田先生ってどんな人です?」

 「超人だと思う。」

 そうなんだよなぁ。そういう人に出会えているのに、日常の追われごとに惑わされて自分の幸せが見えていない愚かな自分・・。

 エネルギー充填し直さなくちゃ。