2010年3月31日(水)
「代替のパソコンの調達からお任せしますんでお願いできますか?」
H医協会さんのバックアップの仕組みは何台かあるパソコンの内、今回クラッシュした一番大事なパソコンだけずっと機能していた。他のパソコンはこれまでの不具合やその修正でバックアップが途切れていて、これが今回のパソコンでも起きていたら目も当てられない状況になっていただろう。バックアップが全自動で、ユーザーが「自分がバックアップをしている」という自覚がないから、知らないところで問題が起きてバックアップが途切れたらどうしようも無くなる。
今回は不幸中の幸い、なんとかはなりそうだ。まずは代替のパソコン調達。電話で尋ねると、PCデポーでVISTAが動くパソコンでXPが入っているものがあった。代金49,900円也。こういう時はどれが得かなんて考えてる余裕はない。
「PCデポーさんの自社ブランドパソコンってマウスコンピュータで作ってるんですよネ?」
「エッ、よくご存知ですね。」
僕が今ハード関連のチェック専用に使っているパソコンはマウスコンピュータ製で、もう8年使っている、数年前までは僕のメイン機だったもの。
PCデポーさんのでいいだろう。
「立て替えるお金もありませんし、今日は車を車検に出していて動きが取れないんで、どなたか車で一緒にPCデポーにパソコンを買いに同行してもらえます?パソコンに利を加えたりはしませんので、こちらで直接購入ということで。」
「そこで利を加える業者さんもいるというのに、そちらを通した方が良かったらそうしてもらっていいんですよ。」
「いいえ、今はコトを急ぐんで、僕は手間賃だけでいいですから。なるべく負担がかからないようにやりますんで。」
事務局長のS光さんが同行してくれることに。
「宮城さんには小回りを利かしていただいて、これまでも細かいところでちょくちょく無料でやってもらってますから、今回の分は遠慮せずに請求して下さい。」
ありがたいお言葉。でも、その前にバックアップの復元がうまく行くかどうかの問題があるので、今はお金のことは別。それでも、そう言って頂くと、信頼して下さっているのが分かって、それは僕の大きな力になる。お金のことより、この信頼感が一番のパワーになるんだ。
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パソコンを買って来て、セットアップして、ウィルス対策、ネットワーク設定、メールの復元、普通ならそれだけで大作業かも知れない作業が、出来て当たり前の基礎作業になり、そこからバックアップファイルの復元にかかる。
差し分けバックアップされたファイルは一挙に復元出来る仕組みもあるのだが、それはバックアップしたパソコンからの復元の話。バックアップファイルはバックアップ元のパソコンの情報をアレコレ持っていて、違うパソコンに復元するには圧縮ファイルを解凍していちいち上書き確保していかないといけない。一番大切な作業は会計ソフトやファームバンキングの復元だが、今日は担当のK野さんがいないので、その他のことをとに角どんどん進めて、弥生やバンキングに関しては考えられる最低のことをしておいて次回の作業に備える。
まぁ、この作業の地味で、忍耐力のいること。
でも、11時にこちらに来て夕方の6時には大分明るい展望が見えて来た。
きっとこれは夜明け前のあと一歩まで来ているんだ。
時間は夕方だけどネ・・・