2010年4月13日(火)
朝飯前にひとつは仕事を済ませなくちゃ。
そんなことしてたら、その後が何にも無いかも知れないのに、今日の僕は朝起きるなりそう思った。
じゃあ、矢野さんのパソコンだ。
燻製鮎でお付き合いが始まった佐川の矢野さんは僕が組長のところに行っていた日曜日に起動しなくなったNECのパソコンを僕の家に預けて行っていた。そして、昨日はなんと前金を渡しに我が家まで来てくれていた。なんて律儀な人。
さぁて、どんな感じなんだろう?
電源ボタンを押すと、黒地に白い文字でS.M.A.R.T.が何とかと表示が出る。
そうか、そういうことか。僕が使っているDELLも毎日そういう表示が出る。
ハードディスクには自己診断機能のS.M.A.R.T.というものがあって、それが「危険」を示していると起動しないような設定なっているのだ。「危険」というのは、「ハードディスクが近々壊れてもおかしくないヨ」というような状態。
僕の場合は、危険と示されたハードディスクがどれほど危険なものなのか知りたいという気持ちがあって、大事なデータをバックアップしながらいつ壊れてもかまわない状態で使い続けている。それがもう1年以上普通に使えている。最近は映画を録画して、それを切り張り編集し、さらにDivX変換して24時間休みなしというヘビーな日もあるというのに、まぁ調子のいいこと。
Dellの場合はメッセージが出てからF1キーを押せば起動はそのまま続行されるのだがNECはそういう仕組みじゃないみたい。
じゃあ、BIOSでS.M.A.R.T.に反応しないようにしてみよう。
パソコンは通常通りに起動した。
次は、ハードディスクのダメージ状態をチェックするソフトで診断してみよう。ハードディスクの先頭付近にダメージがあるとさすがにまずい。そこにはパソコンの起動に関する部分があって、そこが痛んでいるとホントにすぐダメになる。矢野さんのハードディスクはどこまで行ってもダメージ領域が表示されないので、随分後ろの方にダメージ領域があるようだ。
これなら大丈夫だな。
お昼に矢野さんが来て、そのことを伝えた。
「たぶん、これで結構長いこと使えると思いますヨ。」
これは気心も知れ、大事なデータは置きっぱなしにしないようにという注意を分かってくれる矢野さんだから言えること。バックアップがなんたるやピンと来ない人や会って間もない人にはこの発言は危険過ぎる。なにしろハードディスクが自分で「危険」だと言っている状態なのだから・・
これで、「危険」な僕のハードディスクと矢野さんのハードディスクがずっと動いてくれたら、嬉しいんだけどな(^^)