2010年5月 3日(月)

お客さまは同級生

 昨日の朝一番に電話をもらったお客様、O原さん。

 「プリンターのインクを取り替えたんですけど、印刷が出来なくて、そういうのも見てもらえるんでしょうか?」

 「ハイ、そういうのも見せて頂いてますヨ。」

 昨日は舞台ごとで動きが取れないので今日伺うことにして、住所を聞いたり、電話番号を聞いたり、最後に・・・

 「エッと、お名前もお伺いしておきたいんですけど・・」

 「宮城君?」

 ヘッ?

 「今は結婚してO原になってるんですけど、I本です。どうも話し方が宮城君みたいで、そうかな?と思ったんだけど。」

 電話に出る時に「宮城です」とは言ってるけど、初めての電話でそういうのは飛んでると思う。彼女は僕の話し方と、前会った時に僕がパソコンのことで仕事をしていると言ったことが重なって、「宮城君?」と聞く気になったワケだ。

 ミヤギクン・・・、女性が男性を君付けで呼んで違和感が無いのは学生時代やまだ学生気分の抜けない社会人1年生の頃の仲間たち。みんなバラバラになって、そう呼んでくれる人はほとんどいない。(アリヒロ母がそうだな・・)。

 で、このI本さんとはそれこそ偶然が多いというか、卒業から30年くらいの間に、ただ単純に道を歩いていて何度か会っている。高知在住ならともかく、県外にいて時々お母さんの様子を見に高知に帰って来たという時に、それぞれが普通に道を歩いていて「アレ・・」という感じ。

 こういうのは偶然というより「縁が深い」というのかも知れないが、そういう重さがなくて、またいつ会うかも分からないのに「じゃあね」なんて感じで連絡先を伝えるわけでもなく、学生時代の感覚でバイバイする。

 今度は、プリンタートラブルで電話帳を見て、上から順に電話して行ったら、ゴールデンウィークで電話に出たのが僕のところだけ・・というのが、今回の再会の理由なのだ。これもすごいことなんだろうけど、「縁」という重みがない見事な同級生感覚。

 「僕を探してじゃなくて単純にあちこち電話してたら僕に行き着いたというのが見事だね。」

 「だって、宮城君しか電話に出なかったんだもん。」

 ほらネ、彼女もあまり「縁の不思議」なんてものを感じていない。

 こういう「縁」こそ、実は深いのかも知れん。何かにつけてその気もないのに何故か会うことになる。前世でも同級生?

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 同級生というのはいいもんだ。「ミヤギクン」と呼ばれるのもいい。時々、僕が自分のことを他人事みたいに「ミヤギクン」と言ってるのもここらから来てるんだよな、きっと・・。 

 彼女は、ご主人と一緒に高知に帰って来て、今は、いの町の天王に家を借りて住んでいる。近くには、これも又学生時代の同級生のB東さんも住んでいるそうな。

 このB東さんも、桂浜でたまたま見かけたり、山本一力の講演をいのに聞きに行った時に会ったりして、出会う確立の多い人。

 みんな(って3人だけど・・・)、イメージがあの頃のままで、あの頃のように話が出来て、あの頃のように「じゃあネ」で終わる。

 で、又きっとどっかで会うんだよな・・