2010年 5月 5日(水)
今日は秘書殿の要望で久しぶりに野市動物園へ。秘書殿は僕の一番下の子で、この4月からコンピュータのシステム開発の会社に勤め始めた。
もう動物園に行きたがるような年齢でもないのだが、動物園行きは彼女なりの気遣いなのだ。
せっかくの連休だからどこか行こうヨ。→かといって稼ぎの少ない親の負担になってはいけない。→それなら、ずっと前に最後に行った動物園はどうだ?→あそこなら近いし高くつかない。→おまけに動物たちのフワフワ、モフッとした様子にモエーッとなれる。
おそらく、こういう思考が働いたんだと思う。
動物たちのフワフワ、モフッという辺りは、気遣いながらも案外彼女の好きなこと。
動物園に行きたがるような年齢じゃないかも知れないが、もしかしたら彼女に関しては行きたがってもおかしくはないかな・・(^.^)
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「ずっと前に最後に行った」と書いたけど、それがどれくらい前かと言うと、彼女がまだ小学校に入る前なんだなぁ。だから10年以上前のことだ。
その頃僕はビデオを撮っていて、その映像のいいシーンを静止画でキャプチャーしたものがパソコンに中にあるのだが、その中の秘書殿はまことにあどけなくてかわいらしい。
ウサギを抱っこ出来るコーナーでウサギを初めて抱いた時は満面の笑みで他所のどの子よりも輝いていた。
あれから10年以上、僕は家庭サービスをしていないということか・・
今日は孫のひよりとその母親(って、僕の子なわけだけど^_^; )も一緒に行って、ひよりがあの時の秘書殿と同じような体験をした。
お約束のように出入り口の大人の腰の高さくらいの塀の上を大人に手をつないでもらいながら歩き、動物たちを見、ウサギを抱っこし、からくり時計に見入り、のどが渇いたと行ってジュースを飲んで。
ひよりは今3歳後半で、あの時の秘書殿はもう少し年長さんだったが、動物園での子供の行動は時間を超えて同じことをするもののよう。
秘書殿はペンギンのいる建物の前でペンギンの絵と背比べをして、笑いながら言った。
「見て、私はとうとうやつらに勝ったぞ。」
ペンギンのいる建物の入り口には、いろいろな種類のペンギンの等身大の絵が並んでいて、それぞれの身長の高さにラインが引いてある。絵の前の台に乗ると子供はペンギンと背比べが出来るのだ。
10何年か後にひよりもそんなことを言いそうだ。