2010年5月28日(金)
今日のU田さんとの検索の流れ・・。
「きのう、H田さんが来ましてネ、仕事を探してるようなんですけど、50にもなるとなかなか難しいようですねぇ。」
H田さんは介護施設で仕事をしているというのが僕の最後の記憶なのだが、常勤ではないパート契約で、その時々で収入にバラつきがあって、別に仕事を探していたとしてもおかしくはない。
ハローワークのネットサービスで高知の求人状況を見ると50歳でも1300件を超える求人があった。
仕事を探している人間の感覚で求人情報を見ていくと結構面白いものもある。なんかいい仕事ないかなぁ・・。
「ふきの収穫、および加工作業」なんて、季節的な農業の求人だが、永遠に拘束されない分、経験としては楽しいんじゃなかろうか・・
そんな感じで興味にまかせて見て行くと、僕も関わりのある早明浦の病院の求人に行き当たった。面接に行くのに送迎バスを利用することも出来るらしい。この送迎バスで送り迎えするのは患者さんプラス場合によっては職員だったり、求人の応募者だったりするように見える。それだったら、冬の凍結した道を恐る恐る訪問したあの時もこの送迎バスを利用すればよかったんだ。
という辺りから、求人のことから話が早明浦のことになった。
U田さんは以前何度も早明浦に行ったことがあるそうで、さめうら荘は今も健在で営業しているんだろうか、それから早明浦ダム湖をずっと登ったところにあった白滝鉱山跡はどうなったんでしょうねぇということから大川村のことになり・・・。
「興味」という名の海を、風まかせで吹かれるように吹き寄せられて行くというのが、僕とU田さんのパソコンタイムのありよう。
これで、U田さんが熊本におられた時のご友人のお孫さんの記事に行き当たったり、先日のようにもう亡くなったと思っていた人の所在が分かって、その場で電話をして声の再会が出来たり、行き当たりばったりもちゃんと行き当たりばったりすると(なんのこっちゃ・・)、いろいろと収穫がある。
パソコンタイムの最後の辺りでは、「何からこういう話になったんでしたかね?」と聞かれて、僕もそれが思い出せないということもよくある。
今日は、割と流れが頭に残っていて、こういうことは珍しいのでその流れを残しておこうかとこういうことを書いたワケだ。
でも、話の元を忘れてしまうような、風に吹かれてる感じ、流れに身をまかせてる感じって結構ぜいたくな時間の過ごし方なんだとも思う。
そういうことを楽しめる点で、U田さんと僕は同じ種類の人間なのかもしれない。
だから、ほんの1〜2回でよかった仕事が2年以上も続いているのだろう。
「人生は出会いがすべてだといってもいいくらいですよ。」
ほんとにそうだと思う。