2010年6月26日(土)
今日の午前中はテラの森さんが昨日僕に預けて行ったノートパソコンを取りに来た。
安芸から帰り着いてU田さんのところへ出かける合間の短い時間のことで昨日の日記には書いていないが、森さんは昨日、Windowsのロゴマークが出たきり真黒な画面のままそこから起動しないノートパソコンを持ち主の方と一緒に持って来ていたのだ。パソコンの持ち主の方は古文書研究をしているMさんという方で、パソコンの中には間もなく出版予定の本の原稿が入っていて、バックアップは取っていない。ことがことだけにパソコンが治ることより、中のデータの救出の方が最優先課題。とても薄いパソコンで外側からHDDを取り出せるような蓋らしきものも無いし、これは分解が大変だ。HDDもおそらく1.8インチだろう。幸い塚の原のY脇さんの時に1.8インチのハードディスクを3.5インチのHDDとしてつなぐことが出来るアタッチメントは買ってあるが、1.8インチハードディスクには別の規格もあるんだよナー。
「パソコンはもう元に戻らんでもエイき、とにかくデータをなんとかしたいんヨ。」
「この手のことはただ急いでやるより時間を取ってじっくりやった方がいいんで、今日帰って来てからやってみますネ。」
ということで、昨日U田さん宅から帰ってからそのパソコンに取り掛かった。
どこからどう分解したものかちょっと見では分からないので、参考になる情報がないかネットで検索するがなかなか出て来ない。
ウーン・・・
なんかの弾みで起動するかも知れないし、分解しないでいろいろ触ってみよう。
これが幸いした。
いろいろやったわけだが、うまく行ったことだけ書くと・・・
ファンクションキーの起動ディスクを選べるものを押してHDDを選ぶと、ただ真っ黒で止まるんじゃなくて黒地の画面に白文字でエラーメッセージが出た。
それは「S.M.A.R.T.情報に異常を示すものがある。データを取り出して、HDDを新しいものに交換することをお勧めします。このまま続けるならF1キーを押して下さい。」というような内容。
なんだそんなことか。F1キーを押すとパソコンは普通に起動した。とにかく一番にデータのバックアップを取る。
その上で、BIOSの設定を変えて、起動がS.M.A.R.T.情報に影響されないようにすれば見た目上は普通に起動するようになる。でも、BIOSにそういう選択肢は無かったので、起動時の「Silent Mode」を止めて、真っ黒画面で止まらず、上に書いたメッセージが必ず出るようにする。これならF1キーひと押しで今後もパソコンを使うことが出来る。ハードディスクの健康状態を調べたらそれほどダメージがあるわけでもないので案外これでずっと使えるかも知れない。(もちろん、バックアップをしっかり取ることだけは抜かってはいけない。)僕のメインパソコンなんて、HDDが危険表示のものを敢えて実験のつもりでずっと使っているが、もう1年以上使えている。もちろん、これは一般の人にはあまりお勧めできないんだけどネ。
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さぁて、今日のことだけど、午後一番はT村鉄筋さんのパソコンの引っ越し作業。大分動きが遅くなったXP機から、まだあまり活用していないVISTA機にデータを移す。
XP機は長いこと使っていたものでデータ量も多く、Maoさんは僕が来た際にやってもらうべしとぱかりに無線接続が出来るプリンターも新しく買って用意していて、コチラの待ち時間でアチラをやって、アチラの待ち時間にコチラを進めるという具合で3台のパソコン+プリンターで詰まりに詰まった3時間だった。
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で、夕方からは春野のプラモのN内さん。N内さんには僕の手持ちのパソコンを配達。今まで使っていたパソコンは預かって来ていて、家で出来ることは全部済ましてあるが、現場じゃないと出来ないこともあって、N内さん宅でも2時間近くの内容の濃い作業。
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こうしてみると、昨日から今日にかけてパソコンのデータのことで重量級の作業ばかりしてるな。
不思議と似たような作業が一時期に固まるものなんだ。