2010年7月 9日(金)
「今年はよく雨が降りますねぇ。」
「そうですねぇ。」
というのが今日のU田さんと最初に交わした会話。
今年はよく雨が降る。今日も、この先降ってもおかしくないし、晴れてもおかしくないというような微妙な空模様で、僕は車で来た。市内は可能な限り自転車で移動するようにしていて、これ結構気に入っているのだが、空模様の加減で少々運動不足の感。自転車移動をやり始めた時にはきつく感じていた坂道が今では楽になっていて、もっと自転車こぎた〜い!!
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U田さんとの時間には、今日は「山崎ハコ」のことをいろいろと検索した。山崎ハコは僕が学生だった頃が全盛の人で、U田さんの年齢からは随分下の人なのだが、僕らの世代の人から山崎ハコのレコードをもらって聞いたことから、U田さんは結構山崎ハコのことがお好きなようだ。
その山崎ハコが来週の木曜にカルポートでコンサートをやるということで、U田さんは会場がちゃんとお客さんで埋まるだろうかと仕切りに心配しておられる。
山崎ハコのコンサートのコマーシャル、僕もテレビのCMで一度だけ見た覚えがあるのだが、最近は一切テレビを見ないとおっしゃるU田さんは新聞で見られたんだろうか?
僕らの年代にはファンの人も沢山いるだろうけど、木曜日の夕方開演で、ファンの世代はまだ仕事に追われている世代。僕まで心配になって来た。
映画タイムには木下恵介監督の「陸軍」という映画を見せて頂いた。
この映画は戦意高揚映画として軍の要請で作った映画だとのこと。ところが木下恵介監督は戦意高揚的な筋を運びながらも、戦地に向かう息子の隊列を必死に追いかける母親の姿を延々と撮り続けることで、言われたままの映画を作るのではない芸術家魂を見せている。
そのことをおっしゃるU田さんの話の説得力のあること。
話が山崎ハコだったり映画「陸軍」だったり、ほんとにチャンネルの多い人だ。
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U田さん宅から帰る時、今日は大きな玄関から出る。
U田さんは2階建ての元病院にそのままお住まいで、いつもはもっと小さな出入り口から入れてもらうのだが、雨の日や今日のように空模様がおかしい日は、雨に濡れずに入ることが出来る屋根付きの元病院の玄関を開けて待っていて下さる。そういう心遣いをさりげなくされるんだよナー。
外に出て空を見上げれば天気は回復方向に転んだ模様。
「じゃあ、また来ますネ。」
来週はどんな空模様なのだろう。
そろそろ梅雨明けかな・・・