2010年8月 3日(火)
「オーイ、どうしゆう?会が始まらんでー。」
舞台仕事が終わり、打ち上げ会場に居る河渕さんが二度電話をして来た。
「もうサンピアが見えて来たき、もうすぐでーす。」
タクシーの中から答える。
サンピアは美術館ホールのすぐ近く。美穂川さんの打ち上げにお呼ばれされているが、裏方衆はみなさん車をどこかに置いてから行く様子。僕だけ一人先に行くというのは非常に苦手なパターンだ。真殿さんも車を置いてからタクシーで行くということなので、真殿さんと行動を共にすることにしたのだが、どうやら我々が最後になってしまったようだ。
「最初の乾杯が出来んきよ。それと、宮城、おまえが裏方を代表して挨拶することになっちゅうぞ。」
からかっているような、面白がっているような、そんなことをのたまう。
「まさかそれはナイですよ。もうすぐ着きますから。」
我々ごときで乾杯が出来ないとは、そりゃいかん。挨拶の件はそんな立場じゃないから絶対有り得ないので心配していない。
乾杯の方は、仮の乾杯をやっていて、正式な乾杯は我々待ちだった。それから、打ち上げとしてのいろんな人の感想やら何やら会らしい会が始まったから本当に待たれていたみたい。美穂川さんは裏方を大事にしてくれるところだが、これにはちと恐縮の思い。
挨拶の方は、裏方一人ずつ今日の感想をということで最初にマイクが回って来たけど、これは代表なんてことじゃないから、助かった。でも、こういうのはやはり苦手で、何を言ったやら・・。最初に開放されてそれが良かったってか(^_^;)
後は飲めや歌えやだぁ!!(って、それほど羽目は外してないので念のため・・・。)
空気のような存在で、いたのかいなかったのか、そういう印象だろうと僕は思っているのだが、こういう打ち上げなどを通して大分顔も覚えられてるみたい。
こりゃ困った。
って、何が困ってるのか分からんけど、美穂川さんはほんとに裏方にフレンドリーなところだ。
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そうそう、これは偶然なのだが、僕の初期のパソコンレッスンの生徒だった美容師のM田さんは美穂川流お家元の行きつけの美容師さんで、今回は初めて楽屋に来て皆さんの髪のお世話をしたらしい。
M田さんとは、そういう舞台つながりの縁みたいな話をしていたし、お家元もそれを知っておられたのだが、それが本当に舞台を通して久しぶりに会えたのは嬉しいことだった。