2010年8月 7日(土)

葉山の蔵

 葉山へGO!

 今日明日は葉山というところで大道具仕事。午前8時、サティ前で河渕さんのトラックに拾ってもらい、旧葉山村へと向かう。

 「オウ、今日は見事に風車が見えゆうぞ。」

 春野を過ぎ仁淀川大橋を渡った下り坂で河渕さんが言った。

 視界の開けた正面のはるか向こうを望むと遠くの山のてっぺんに風力発電の風車がそれこそかざぐるまのように立っている。それはかなりな本数で10本から20本はあるかな・・?まさに山のてっぺん一帯にかざぐるまを突き刺して並べたような感じ。

 僕は葉山のことはあまり知らない。あの風車の群れの辺りが旧葉山村、現津野町らしい。おう、あんなところまで行くのか・・。

 と、思ってたら葉山にはすぐに着いてしまった。須崎の市街地からバイパスが通っていて、9時には着いたのだから、高知市から約1時間。すぐそこなんだ。目的地が葉山の入り口付近というのもあるのだろうけど、それでも昔はもっと大変だったのに違いない。

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 今日明日の催しは「24時間テレビ」と連動して葉山村がやっている民謡と歌謡舞踊のステージ。2年に1度やっていて今回が7回目ということ。会場は地元にあった酒蔵を村が買い上げて昔の酒蔵の資料展示や多目的用途で使えるホールも備えた『葉山の蔵』。

 これがなかなか風情があって、隣には大きな神社もある。

 『葉山の蔵』が元々酒蔵なわけで、舞台だけを意識して作られたホールではないので結構いろいろとやることはあるのだが、こういう風情のある場所に、ただの見学客として短時間いるんじゃなくて、仕事のスタッフとして長時間滞在できるのはとてもいい。 喫茶コーナーとホールを隔てる大きなドアも開け放し、喫茶コーナーを通って荷物を搬入してもOKだし、蔵全体がひとつのものとして機能している感じ。喫茶コーナーの係の人とお客さんとの会話の様子もご近所さんの感覚でなんかいいんだよなぁ。

 こういう感じはちょっと町中じゃあ見れない。

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 今日は歌謡舞踊のリハーサルだけで、民謡のみなさんのリハは一部だけだったので、5時過ぎには高知に帰ることに。

 明日の本番は『葉山の蔵』のホールの大きさのこともあり、2回公演だ。