2010年9月17日(金)
「さぁ、ちょっとだけ昼寝しといてU田さんのところに向かうとするか・・。」
12時にちょっと前、僕は横になって目を閉じた。U田さんのお宅には午後1時に着けばいいから20分くらいはゆっくり出来る。
すると、1分もしない内にO津電気のO西さんから電話が入った。
「F町のT病院の栄養管理室のプリンターが紙詰まりになって、紙を取り出そうとしたら紙が破れてしまって、小さなかけらがどこかに残っていて使えないということなんですが、宮城さん行ってもらえませんか?」
「アレェ、今日の午後は目一杯予定があるんですが、その症状って簡単に直せるんです?」
僕は自分自身が同じようなことをやってしまって、どうしても残った小さな紙のかけらを取り出せず、専門の人を呼んでやってもらったところ、作業中にドラムに傷が付いてレーザープリンターを一台おしゃかにしてしまった苦い経験がある。パソコンならともかく、レーザープリンターは自分で分解したこともなくてまだ自信のある分野ではない。
「女の栄養士さんだから機械をそれ以上あけたり出来ないということもあって、実は単純なことじゃないかと思うんですが・・」
いやいやそんなことはない。実際、小さな紙片だけが残っている時は難しいのだ。
自信がないのとU田さんとの約束の時間のこともあってミヤギ君乗り気じゃない。でも、滅多にない緊急出動に応えられないようじゃ僕の存在に意味が無くなるし、お客さんは実際仕事が止まって困っているわけだ。
「じゃあ、時間調整してとに角行ってみますので、30分くらいやって僕で歯が立たない場合はそちらから駆け付けてくれますか?」
U田さんに電話でお断りを入れてF町のT病院へ。
何をどうやっても紙詰まりのエラーを寄越して来る小さな紙片がどこにあるかすらも分からない。
栄養士さんが横から、おっしゃった。
「ねぇ、どこにもないでしょう?私もこればかりに時間を使うわけにも行かなくてお電話したんですヨ。」
「基本的なことから押さえるしかないと思いますんで、ちょっと説明書を見せて頂けます?」
説明書の紙詰まりに関するページの最初の部分から順に書いてある通りのことをやって行く。
「紙が破れたのはこの部分に詰まった紙を取り出そうとしていた時なので、あるとしたらここらだと思うんですけど。」
オウ、それは有力な手がかりだ。
他の部分をとばして、栄養士さんが教えてくれた場所に関する説明書の内容を素直にやって行くと・・・
出て来たヨ。1辺が1センチ程度の三角っぽい紙のかけら。
あぁ、こんな小さな紙でも検知して紙詰まりのエラーを寄越すんだ。この方法を知ってたら、僕も自分のプリンターを処分するようなことにならなかったのにネェ。 なんか、レーザープリンターのトラブル対処もそれほど大変なものじゃなさそうに感じて来た。(「甘い考え」なのかも知れないけれど。)
まぁ、これで、わざわざ高松から2時間かけてO津電気の人が来なくても良くなったわけだ。
これこそ、僕の存在の意味ってことか・・。
でもU田さんには時間をずらしてもらったりして、やっぱりトラブルは無いに越したことはない。
僕の存在は「お守り」程度がいいのには違いないナ(^.^)