2010年10月 1日(金)
今日は久しぶりに自転車でU田さん宅へ。
2月に「市内の少々の範囲は自転車で」と決めて、7月辺りまで結構いい線行っていたのだが、天気のタイミングや緊急呼び出し時の機動性の問題でしばらく自転車で仕事に向かっていない。いい季節になったことだし、最初はきつかった坂道も平気になってまだその力はキープ出来てるから、今の内にいい習慣を取り戻さなくちゃネ。
U田さんとの映画タイムには『マーティ』なる1955年のアメリカ映画を見た。
1955年は僕の生まれた年だから随分前の映画。どんな映画かほとんど知らないまま、BSの衛星映画劇場をDVDに焼いた時のちょっと見の印象でU田さんと見ることにした。
「これは私も見たことがなかったですけど、全然古い映画という感じがしませんねぇ。」
とはU田さんの言葉。
全くそのとおりなんだ。白黒なのはむしろ良いことで、話の展開もテンポも軽快で心温まる映画。子供の頃にテレビで見た「名犬ラッシー」「ルーシーショー」をどこか思い出させるものだった。
話の内容自体はラッシーともルーシーとも全く関係ないのだが、映像の中に垣間見る異国アメリカ・・という見え方がどこか似ているんだなぁ。
そういう意味では、今のアメリカ映画やテレビドラマの方が、アメリカも日本も同じこと、人間はそう変わるもんじゃないという印象で、国の垣根は越えてるかも知れない。「本音と建前」の本音部分が多くなって、その分夢がないというか、異国感がないというか。
何も考えずに見たにしてはとても「当たり」の映画だったので、後でネットで調べて見たら、その年のアカデミー賞最優秀作品賞とカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞した作品だった。元は1953年にテレビドラマとして放送されたもので、その雰囲気がラッシーやルーシーを思い出させたのかも知れない。
我らが鑑賞眼も捨てたもんじゃないな(^.^)