2010年10月 8日(金)

ユーキャンDAY

 今日のU田さんとの検索タイムは都井の岬。

 テレビや新聞で通信教育のコマーシャルを流している「ユーキャン」は、戦争、日本や世界の自然や名所など、いろんな企画のDVDを作って販売している。映像ものだけじゃなくて映画音楽や昭和の歌謡曲、はたまたジャズの全集などCDなども扱っていて、そういう企画ものの百貨店みたいな感じ。

 U田さんはユーキャンの上得意だった時期があり、鉄道の特集もの、車で巡る日本の観光地、日本の名所・明景、神社・仏閣の特集ものなどのDVDをお持ちだ。CDの全集もかなりの量ユーキャンから買われたように見えるが、こちらの方はどれだけ持っておられるのか僕もまだ分かっていない。

 そんなU田さんだから、ユーキャンからは新しい企画(同じ企画を繰り返しやっている感もある)が出るたびに、案内のダイレクトメールが今も送られて来る。そしてそのダイレクトメールにはその企画のダイジェストのDVDやCDが付いて来る。映画タイムに映画を見ている部屋は本格的過ぎて、そういうダイジェストものを見るにはものものしいので、パソコンでいろんなことを検索して回る時間にパソコンで再生してそういうダイジェストものを見聞きすることがあって、今日はそんなことから始まった。

 今回ユーキャンが送ってきた見本DVDは日本の自然や名所旧跡、鉄道や車で訪れる観光地といった感じでいろんな企画のいいところを組み合わせて、12ヶ月間毎月1巻ずつ送って来るという頒布企画。

 その短い映像を見る内に、U田さんは宮崎県の都井の岬のことを思い出され、都井の岬は今はどんなことになっているのだろう、あの野生馬たちは観光資源としての他にどんなことに使われているのだろう?そもそも「馬」そのものが昔に比べて極端に減ってしまったけど、馬は今どんなことになっているんだろう・・という具合に次々と疑問が湧いて来て、今日のほとんどは都井の岬の馬たちや馬についての調べごとになった。

 U田さんは戦争体験でたくさんの馬たちと行動を共にしたこともあり、馬というものに対して特別な親近感をお持ちだ。

 「ほんとに従順で、なんの文句を言うでもなく、どんな危険なところでも人間に命ぜられるとおりに進んで行きましてねぇ。時には崖から谷底に落ちたりするような危険なこともあるのに、ほんとに健気な動物ですよ。」

 高峰秀子の『馬』という映画、僕は高峰秀子演ずる主人公の女の子の馬に対する一途な気持ちや女優高峰秀子の生き生きした感じ、又、その映画の中に出て来る田舎の貧困な様子に心引かれて好きなのだが、僕の場合は目が人間に向いている。U田さんの場合は馬と人の関わりということも含めて忘れられない映画になっているようで、それにはU田さんの馬と言う動物に対する特別な思いが作用しているようだ。

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 毎回、5時半くらいになると、U田さんは僕に言われる。

 「先生(これは僕のことネ)、何か映画見ますか?」

 「今日は映画じゃなくてユーキャンの都井の岬が出て来るDVDを見てみたいですね。」

 内容としてはNHKの日本紀行の南九州編みたいな内容。

 これが意外に面白かったんだなぁ。これには、U田さんとご一緒に見ているということもあるんだろうな。

 「先生(これはU田さんネ)、ここにも行ったことがあるようにおっしゃってましたね。」

 「えぇ、ここにも行きましたねぇ。」

 映画を見るときとは違って、映像を見ながら会話もする。

 U田先生のおかげで、僕も行った事もないのにいろんなところへの旅行を疑似体験している。

 もしかしたら、初めて見る時の感動と引き換えになっているかも知れないが、U田さんとのこういうひと時の場面自体が宝ものの記憶になっているのかも知れん。

 今日はユーキャンに始まり、ユーキャンに終わった日だった。