2010年10月12日(火)
「主人とよく話すんやけどネ、パソコンはひっとつつまづいたら全然先に進まんなる。宮城さんはこういうの分からんろう?」
何をおっしゃるウサギさん!!とは言わなかったけれど・・・
「いやいや、分かりますよ。僕が作った標語があるんですヨ。『パソコンはうまくいけば一瞬、ひっかかれば永遠』言うてネ。これを言うと皆さん、そうやそうや言うてくれますヨ。」
「そうでネェー(^.^)。」
話をしているのは今日の昼電話をくれた南国のS律のT内さん。この方がお電話を下さると、偶然だけどその後でご主人も別件で電話を下さるというあのT内さんだ。先日はご主人のノートのディスプレイ部分を外して別の液晶ディスプレイをつなぎ、コンパクトデスクトップにするということをやった。
今日の場合は、T内さんの会社の関連会社とのやり取りに必要な電子証明書をパソコンに入れる作業で、その会社に問い合わせてもどこそこのホームページにマニュアルがあるからというにべも無い返事。そのページの説明どおりにやると説明とは違うメッセージが出たので今度はその仕組みを用意した会社に電話をすると、「うちは○○様のご注文どおり作っただけで、運用に関しては○○様にお聞き下さい。」と説明を拒否された。○○様というのはT内さんが最初に問い合わせた会社。
「また、あそこに電話して、ワケの分からん私がうんさらもんさらやって間違ったことでもやったらたまらんき、宮城さんやったら相手に問い合わせながらでも話が通じてことが進むと思うき、来てやってもらえん?」
というわけで、バイクでかけつけて、マニュアルをひととおり見ておいて作業にかかり、電話をかけるでもなくことは15分で済んでしまった。あまりにも早く済んだので、おさらいもして、T内さんがお手上げになった場面で何をやったら先へ進めたかを説明する。そして、似たような別の場面でもこういうことを解決するにはこういうことを知っておいたらいいですよ・・なんてことも。
そんなこんながみんな終わった後の会話が最初のやり取りなワケ。
『ひっかかったら永遠』・・・
Windows95からパソコンに触りだして、今でも僕はそれを続けている。
ずーっとそれを続けている。
仕事の道具としてパソコンを触っている時は、問題は起きないにこしたことはなかった。「うまく行ったら一瞬」だけで良かったのだ。
でも、今の仕事ではひっかかってこそ、力がついているようにも思う。
問題解決までのウンサラモンサラは確かにしんどいが、済んだ後の達成感や自信のつき加減はなかなかいいものだ。その時だけは自分がすんごく頭がいいように思える。そして又次の問題にひっかかって自分がとんでもなく非力だと思うわけだが・・。
美、愛、命・・・
永遠であって欲しいものはいろいろあるわけで、「ひっかかり」も仲間にしてあげてもいいんじゃなかろうか・・、なんちゃって(^_^;)
おかげで、「ウンサラモンサラ」とか「イングリモングリ」とか「イロイロカイロ」とか、土佐弁の古語(?)がごく自然に出て来るT内さんとも会えるわけだ。
でも、トラブル系は無いにこしたことはないネ。僕はそれが自分の成長に生きる職種だけど、そうじゃない人は「永遠」はチト困ると思う。