2010年11月11日(木)

H城さん、ディスプレイ

 谷病院の後お伺いしたH城さんは昨日お電話をくださった。

 4〜5年前に僕がお世話したブラウン管型のディスプレイが電源が入らなくなった。

 中古で用立ててそれから更に4〜5年使ったわけだからさすがに寿命なんだろうと思う。別のディスプレイに替えるにあたってH城さんはそれが液晶でもブラウン管型でもかまわないとのこと。

 今や皆さん液晶ディスプレイじゃないとイヤという人ばかりで、手元の17インチのブラウン管型をあげるといっても誰ももらってくれない。そんな時にブラウン管型でもかまわないと言って下さる人はとても貴重だ。ただ、タイミング悪く僕の手元のものは処分した後なので、あげたくてもあげるものがない。でも、言えばもらえるようなところが2ヶ所ほどあるので、それをもらって来てH城さんには出張料程度の手間賃でディスプレイをお渡ししよう。

 それはそれでいいんだけど、値段の問題よりH城さんはメールでの仕事の連絡が出来なくて早くパソコンが使えるようになることの方が大事なんだよなー。 しばらくは、僕の手持ちの液晶ディスプレイを使っていてもらおうととりあえず今日お伺いしたのだが、そのままそのディスプレイを出張料プラス1000円で買っていただいた。その値段でまた手に入るかはあやしいけど、惜しがるほど立派なものでは無いし、ブラウン管型でもいいと言ってくださる貴重な人だからこそサービスしたい。願わくば、このディスプレイが又ある程度の年数、しっかりと働いてくれたら嬉しいかな。

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 H城さんは僕がこの仕事を始めて間もない頃に、僕が手配りしたチラシを見て電話を下さった方。

 「私も実はグスクなんです。」

 宮城という字の城という字は沖縄ではグスクと読む。H城さんの城もグスク。僕の場合は両親が沖縄で僕は長崎生まれの長崎育ちだが、H城さんはそれこそ沖縄出身の方。グスクつながりなのだ。

 そういう縁もあって、実際にお宅に行くのは何年か置きではあるがずっとおつきあいが続いているこの感覚が僕にはとても嬉しい。

 ちょっとした出会いが大切な宝物になるのだから、人のつながりは不思議だ。

 こういう喜びを感じることが出きて、僕はかなりの幸せものだと思う。