2010年11月28日(日)

松山、道具仕事、済み

 済んじゃったネー。よきかな、よきかな。

 転換がいろいろあるにしては、道具方が三人だけの今回のバレエ発表会。必要に応じてバレリーナも物語の展開に合わせて、舞台上で机や椅子を次の場所に移動させたり、幕の後ろで道具をわらったり・・。

 昨日は一人だったけど、今日は二人の男の子がお手伝いとして呼ばれていた。

 でも、この子達、カーテンコールの時にバレリーナがたくさん出て行く場所に残った机と椅子をわらうことを忘れて、幕が終わった時にはもう帰ってしまって姿が見えなかった。アーレレ、急遽エモちゃんと僕でその机と椅子をわらう。

 役割を忘れて帰るなんて大胆だネー。僕らにはそんなこととても出来ない。

 この傾向、日舞の時にもあること。

 予算の加減で(だと思う)道具の人数が少ない時など、主催者側でお手伝いの人を何人か用意してくれたりするのだが、お手伝いの人はリハーサルの時は一人くらいしかいなくて、本番の日にやってくるということが多い。

 お手伝いの人に比べればはるかに多くの場数を踏んでいる我々方のが、リハーサルを通して全体像といくつかの細かいタイミングが必要なディテールを把握することに神経を擦り減らすというのに、逆にアマチュアの方がハラハラするでもなく大胆なのね。もちろん、細かいタイミングが必要なことまでお手伝いの人にやってもらうはずはないのだが、もう少しハラハラしてくれた方が救いがあるというか・・(^_^.)

 ちょっとした細かいことにも気が行きはじめると人は慎重になり、ちょっと見臆病になる。同じ場所になんでもないような人と臆病な人がいたら、もしかしたら臆病に見える人の方がよほどプロなのかも・・。

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 まぁ、しかし、ことは終わった。一度上がった幕は最後には下りる。明日から、いつもどおりの日常に戻るわけだ。