2011年3月13日(日)

コツコツ

 おとといの東日本の地震と津波からすっかり日本全体の空気が変わった。

 自分のための自分のことをやっていていいんだろうか・・の思いすら感じる。

 僕の場合、今ちゃんとやらないといけないことは確定申告を仕上げることなのだが、同じ日本の空の下で生死の問題で大騒動が起きている時に、たまたま無事だった場所ではこういうコツコツ作業をやらないといけない。

 小さい存在である人間がコツコツと築き上げて来たものを、根こそぎ揺るがし、流し去ってしまう地震、津波・・。

 そのために必死になっている人たちが今いるのに、無事だった別の場所ではそのコツコツ作業をやっていること自体が、我が身を守るだけの営みのように思えて来る。

 災害被害は「明日は我が身」というのも事実。

 平成10年の台風災害の後のあわただしい時に、他所の県の人の暮しが普通であることをうらやましく思っただろうか?

 我が身が当事者の時はそんなこと思い浮かびもしないし、むしろそれが出来るところは、それをしっかりして欲しいと思う。

 そういう意味では、僕はこの作業をサッサと済ますべきなのだ。

 そう思い直してやっているが、気持ちが落ち着かないのも事実。

 これは仕方がないことだな・・。