2011年4 月6日(水)
我が家には先々週の木曜日に書いたVR500のジャンク品が届いていて、500GBのハードディスクを買い足し、それはそれは気持ちよく動いている。
正確に言うと、我が家に届いたVR500は動ける状態にして先週谷病院に持って行き、それぞれのいい部分を組み合わせたものを谷病院に置いて来て、残ったもう一台を我が家に持って来た。原因が特定しにくいマザーボード等は我が家に来た分についていて、パソコンにキツイ仕事をさせることが平気な僕の環境で問題発生を促して対処する予定。
それがどういうわけか、この一週間非ッ常に調子よく動いている。
そして、これも「そうなったらどうしよう?」なんて想定はしていたことだけど、谷病院に置いてる方が先に固まった。
オウオウ、問題は出た方がいいのだ。
運良くちゃんと動いてるよりは、問題が出て、それを正した上でちゃんと動いてる方が信頼度ははるかに高い。
今日は明日の谷病院での作業を前提に、我が家でちゃんと動いてる方を分解練習。
一体型は中身が独特だし込み入ってるしで分解とその復元は結構難度が高い。それをちゃんと動いている方でやるのは結構神経使うんだけど、いつまでも問題を遠巻きに見てばかりはいられない。マザーボードを外し、CPUも外し、とうとう組み立てに近いところまで分解した。
そして、この機種でよく痛むといわれている個所をチェックするが、おかしいところはない。
まぁ、いいや。こっちはちゃんと動いているのだから、今日の最低限の目標は分解と組み戻しのシミュレーションなのだ。
で・・・
ネジが3本あまった。切れないに越したことはない線が一本切れた。
アーララッ!!
でも、パソコンは普通に動いている。
ハイ、こういうことを通して腕があがるんだから、気にしないことにしよう。
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昨日だったっけ、仕事仲間の野崎さんが音処理の依頼をくれた。
野崎さんはとある合唱団に所属していて、その合唱団で使用している練習用のカセットテープをCD化したいということで来てたんだ。
モーツァルトのミサ曲、音の切れ目が分からなくて、資料として預かった楽譜を追いかけながら音の分割点を決めた。
音だけで聞くと表現のしように困るくらい美しい「追いかけ」と「重なり」が、楽譜になるとある一定の法則のもとに音を組み立てているのが見えてくる。
へー、そうなんだぁ。これって結構音遊び的なところがあるんだねぇ。モーツァルトさん、楽しんでるんだ。
これに比べると、今世間で流れている音楽のなんと単純なことか。シンプルなのはいいことだけど、複雑にからみあう音の調和を楽しんだ時代に比べると、人の能力は退化してるのかも知れんなぁ。もっとも、そういう時代に我々と同じような立場の『民衆』がどんな音楽を楽しんでいたのかというと、今も昔も変わらないのかも知れない。
楽譜を書く力も再現する力も無い世界の片隅の僕がこんなこと言ってもしようがないけど、結構楽しい作業だったな。
音を楽しみながらの作業だったから、全体をノーマライズした後一曲ずつに分割し、音のない部分の長さを決めて、さらにその最後の部分を完全無音化するなんて作業はかなり手ごたえを感じながらの作業。
さぁ、これが日頃から音に触れている合唱団の皆さんに通用したらいいんだけど・・・、
きっと通用すると思っている。