2011年4月11日(月)

分解の日々

 自分の部屋に溜まったパソコンを分解して分解と復元の経験値を増やし、その上で処分をした方がいいものは処分する方が精神衛生上余程いいだろう・・というのが今の僕の心持ちなのだが、そこへ人様のパソコンの分解話が入って来た。

 話を持って来たのは仕事仲間の野崎さん。お客さんのノートパソコンのハードディスクを新しいものに変えた上でリカバリーしたいのだが、ハードディスクがどこにあるのやら、ケースを開けるにもこれ以上どう開けたものかと困ってしまうノートパソコン。宮城大明神ならなんとかなるんじゃないか・・?

 そのノートパソコンはSonyのバイオ。正直、同じ道の野崎さんが困るものは僕にも難しい。Sonyはメーカーとしての独自性を前面に出したがるタイプのところなので、パソコン全般に共通するやり方ではうまく行かないことが多々ある。

 でも、プログラムうんぬんの力が無い分、ハード系で普通なら「ここまで」とあきらめるところをもう一歩粘ってみるというのが信条の僕としては、ハードディスクの交換くらいはこなしたいところ。

 やってみると、そのバイオのハードディスクはキーボードを外しさらにケースの他の部分も外さないと触れない場所にあった。

 この作業、自分が自分の仕事の必要でやってるだけなら、一度作業を止めて又次の機会に再度試みるというようなややこしさだった。

 今日は作業の成果を期待する野崎さんが側にいたからこそ最後までやり遂げたというか・・・

 こういうパソコン設計もあるんだねぇ。姿勢としては、ユーザーにはパソコンの中まで手を出して欲しくないということなのかも知れない。

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 Amazonに注文していた「ネジザウルス」が届いた。ネジと土台が錆びてくっついていたり、ネジ山がくずれてねじ回しで回すのが難解なネジをしっかりと掴んで取ることが出来るペンチ。

 「アマゾンからなんとかザウルス」なんて、恐竜もののSFっぽい話だ。

 これで、この2年来、ネジ山が崩れて分解処分出来ないでいたハードディスクも分解出来る筈。

 谷病院のVR500用に取り寄せた電解コンデンサと一緒に入っていたチラシでこのネジザウルスのことを知り迷わず注文したのだが、これはこの道の人間としては必須のアイテムだ。

 また、分解技がひとつ進化したかも・・・