2011年5月 9日(月)
「Y村先生から電話、ありました?」
先日の忘れ物を学短に取りに行き、T畑先生とH田先生のお部屋に着くなりH田先生に訊かれた。
ウッ、H田先生がいらしたら一番に「昨日Y村先生からお電話を頂きましたよ。」と言おうと思っていたのに先を越されてしまった。
そうか、Y村先生はパソコンのことで困ったらまずは一番にH田先生に相談されるんだ。学短の前学長であるY村先生はH田先生が引き合わせてくれた方。今もご自宅に研究用の棟を立てて、専門であるコケの研究を続けておられる。その研究にパソコンは必需品で、顕微鏡に取り付けた専用カメラからパソコンに映像を送ったり、検査機器とパソコンがつながっていてデータがそのままパソコンに蓄えられるようになっていたり、その様子は一般的なパソコン風景とは少々違っていて僕も珍しく拝見している。
今日の午後はそのY村先生のお宅へ。
画像の処理に使っているソフトを入れ直したいが今使っているものはアップデートアップデートで、最初の通常版から3〜4回バージョンアップしている。その内最新のものとひとつ前のバージョンは両方とも使えるようにしたい。それとつい最近買い替えた複合プリンターからのスキャナー画像の取り込みがうまく行かないので、そのことも。
画像加工ソフトがうまく行って、最後はスキャナーからの画像の取り込みの設定。
「これで大丈夫だと思いますが、なにか試しにスキャナーして実際に取り込んでみたいんですけど。」
「あぁ、じゃあ、これをやって見ましょうか。」
Y村先生はスキャナーのガラス面の上に定規を置き、その側に実物のコケを置かれた。
オー、先生ならではのスキャナーの使い方だ。
スキャンした画像はパソコンに送られ、その画像を表示してみると、スキャナーの取り込み機能と画像加工ソフトでの拡大で、顕微鏡的な使い方が出来る。
「何か、印刷物をスキャンすることを頭に浮かべてたんで、少々ビックリしましたよ(^.^)。」
「もちろんそういう使い方もするんですけどネ。」
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目標達成後のリラックスした会話の中で、Y村先生はH田先生と一緒にどこかの団体がやった「組み立てパソコン教室」的な催しに行かれたことがあるとのことをお聞きした。
それと、Y村先生のパソコンにはいつだったか谷病院で取り組んだソニーの「PMB」が入っていて、少し触らせて頂いた。
Y村先生のパソコンはVISTA時代のものをXPにダウングレードしたもの。パソコンに十分な力があるせいか、こちらではCPUが目一杯になって他のことがなんにも出来ないなんてことにはならなかった。
このPMB、ソニーのビデオカメラなどを買うと付属のCDに入っていて、ドライバのインストールをする時に一緒に入るようになっているようだ。Y村先生はこのソフトの存在には気が付いておられず、何かいい画像管理ソフトがないものかと思っておられたとのことで、僕の「ちょっと触らせて頂いてもいいですか?」のお願いとそのあとの会話は先生のお役にも立てたみたい。ちゃんと動けば、このPMBというソフトは画像管理ではほぼ最強に近いように思う。
あぁ、この状況を谷病院のパソコンにも再現できたらと思いながらのおいとまとなったのであった。