2011年6月13日(月) 

短大の授業、実習段階へ

 90分近く、それなりに濃い内容をしゃべり続けるのはとてもしんどい。それが、今日からは実習的なことになって、少しはエネルギー消耗の度合いが変わっただろうか・・。

 新しい段階に進むやるたびに僕はハラハラドキドキしている。ところが、見た目上の僕は自由闊達、アドリブ的しゃべくりで、とてもそんな風には見えない。

 なんなんだろうネェ、このギャップは・・。実はほんとにハラハラドキドキなんだ。

 でも、実際に自分の力で何かをこなして行くこの段階になると、生徒のみんながとても近い存在に思えて来る。

 分らなけりゃ、手を上げたり呼びかけたりで僕を呼んでくれて・・。

 「ハイッ!!」

 それに答える僕の返事は生徒より生徒っぽい。

 人に必要とされることがどんなに有り難いことか僕は知ってるからネー。ついつい大きな声で反応してしまう。

 僕にとって、生徒たちは「生徒」という名のお客さん達なんだろうな。

 話をしながら、社会人のブラスバンドに入ろうとしている子とか、看護士を目指しながらもほんとはホームページを作ったりの仕事に惹かれている子だとか、人はそれぞれにソレゾレなのだ。こうなると、社会勉強という意味では僕は先生でも何でもない「生徒」になる。

 世間にはいろんな人がいて、それぞれに特別で、人はみんな僕の先生。

 こういう気持ちになってこそコミュニケートがうまく流れ出す。

 そういう流れは毎年のことなのに、毎年忘れて、ことが進むにつれて新しい発見であるかのように気付き直してるんだなぁ。

 決してお利口なあり方ではないが、人と人のこと、毎回そういう緊張感があるのは、流れをつかんで落ち着いてるよりいいことのようにも思える。