2011年6月24日(金)

「おとうと」

 今日のU田さんのところでの一番の仕事(?)は銀行巡り。ただのお使い的なことだけど、このお使いは神経を使うお使いだ。

 パソコンというものはどういうものか・・、長い人生、そんなことも経験してアチラに行くのもいいんじゃないか、なんていうU田さんの思いと僕とのタイミングが合ってのここ数年なわけだが、現実世界のお金の動かしというようなことがU田さんには面倒なことになって来た。

 僕は職員50人規模の中小企業の経理責任者としての15年の経験があるし、職員180人規模の病院の勤務経験もあるから、自分の経済感覚はともかく、仕事としてお金を扱う分には500万でも2000万でもビビらない。そういうこともあって、U田さんの現実適応的な部分で予定外にお手伝いが出来ている。

 でも、人様の大事な経済の問題だから、銀行さんにも相談し、今日は郵便局や元投資信託会社にも連絡をして、先の見通しを立てた。

 僕がズルを出来ないように(ズルをする気はもちろん無いけど、やってないのにそう見えないように・・)、銀行さんや郵貯さんや信託銀行さんの協力を得る。

 その安心の元、U田さんの要望に応えることが出来たらそれが一番いい形。

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 映画タイムに見たのは「おとうと」なる映画。

 昔の映画って、死んで欲しくない人があっけなく死んでしまう。

 医療が未発達だったり、社会全体が貧しくて病院にも行けなかったりで、現実そのものがそういう時代。コツコツと築き上げたものが運命という風に吹き飛ばされてしまうことが日常の中に沢山あったのだろう。

 そういう環境の下、逆に、人が人を大事に思う気持ちがおのずとクローズアップされて来る。

 恵まれない故に繊細なことが豊かなのか、恵まれている中で鈍感なことが幸せなのか・・