2011年8月 5日(金)
U田さんとの映画タイム。
先週はいつかこの日記に書いた「裸の島」をもう一度見た。やはり、ズシンと来るものがあって、今日のパソコンタイムは「裸の島」の舞台となった瀬戸内海の小さな島のことやら、この映画を見た人たちのネット上でのコメントを見たりに随分と時間を使った。
あの島は宿祢島と言って、ネット地図で検索すると、場所を示す矢印の先っぽになんにも表示されていない。縮小の程度を下げて、思い切り寄って初めて表示されるくらい小さな島。もともと無人島で、映画を撮った時期に重なる5年くらいの間、一人だけ、実験的?冒険的?気持ちで住んでいた人がいるらしい。
今では年に一度くらい、「あの『裸の島』に行ってみませんか?」というような企画もある。
そんなこんながいくらでも出て来るから、やはりこの映画に感銘した人が沢山いるんだろうと思う。
又、この映画を撮った新藤兼人監督が99歳にして今も映画を作っていてそれこそ明日「一枚のハガキ」が封切りだというのもすごい話。
予告編の最後に出て来る「生きているかぎり生きぬきたい」という監督の言葉が印象に残る。
ここに来て、新藤兼人監督の作品が急に気になりだした。
知らない時はほんとに縁のつながらない別世界だったものが、一度知り始めるとこんな風になるんだから、縁とは不思議なものだ。