2011年8月 9日(火)

メキシコ帰りの青年

 今日もおとといの教訓を活かして、ilovestoneさん、短大評価作業、その他、分けて分けてやっている。

 でも家内労働は家内労働なんだよネー。なんか刺激が欲しい!!

 二時頃、ピンポンが鳴った。ドアをあけると見知らぬ青年。

 「宮城○○さんはいらっしゃいますか。」

 「○○は神戸に行ってますけど。」

 「以前、隣に住んでいたN内です。」

 アーララー、N内さんの次男坊かぁ。最後の記憶は小学6年生のランドセル姿だから分からないわけだ。彼は我が家の長女と同級だ。

 もう40歳になったんだって。今は仕事でメキシコに行っていて、3年に1度くらいは高知に帰って来ているが、自分が子供の頃住んでいたこの辺りをもう一度見たくて、歩いてるんだって。

 「ここらも随分変わっていて、でも、表札を見たら宮城って書いてあったんでつい声をかけてしまいました。」

 ついも何も、それは声をかけてくれなくちゃ。

 その感覚すごくよく分かる。メキシコと高知という程離れてはいないけど、僕も長崎に帰るとノスタルジーで自分が住んでいたあちらこちらを歩いてしまう。(引越しばかりで、僕にはいくつも故郷がある。)

 もう、戻れないあの頃。どこかに行って今は会えない友たち。そんなことを胸に思いながら、またいつ来れるかも分からない故郷を寂しくも懐かしく目の奥に焼けつけようとする。N内君は今その気分なのだ。

 「上がっていかん?」

 「いえ、まだあちこち歩いて回りたいんで・・。又、帰って来たら来ようと思ってます。」

 「その時は又絶対声をかけてよ。」

 と、お別れしたんだけど、やっぱし強引に上がって行ってもらうんだったなぁ。せめて、連絡は取れるように電話番号を交換するくらいすべきだった。

 いい青年になっていた。

 そして、いい刺激だった。