2011年10月10日(月)

Y崎さん、お父さん

 朝、自宅の電話が鳴った。

 最初に電話に出たのは僕じゃない。聞こえて来る話の様子からすると、電話の主は先日のY崎さんのよう。

 アレレ、一部規格違いのニコイチをやってホッとしていたのに、もしかして何か不具合でも?電話をかわろう。

 「もしもし、おはようございます。」

 「おはようございます、先日はどうもありがとうございました。」

 (アリャ?声が違うゾ。)

 「私、先日お世話になったY崎の父親です。」

 電話の主はY崎さんのお父さんだった。ご用件は、息子さんにパソコンを渡す時についでの話で出た、「ゴミ箱を空にした後で、そのデータを復元したくなった時のやり方」の件。Y崎さんはお父さんからそういうことが出来ないものかと聞かれたのこと。

 僕はその場でデータ復元のためのソフトを息子さんのパソコンにインストールし、やり方を説明した。

 「インストール用のファイルはデスクトップに置いておきますから、これをUSBメモリーで移して、今と同じことをお父さんのパソコンでやったらいいですよ。なるべく日も時間も経たない内にやれば、データを復元出来る可能性が高くなります。」

 その、インストール用のファイルをUSBメモリーで移そうとしている時にそのファイルがどこかに消えてしまったらしい。アララ、それこそファイル復元が必要だわ。

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 お父さんはそれからしばらくしてご自分のパソコンを持って我が家へ来て下さった。

 ソフトをインストールするだけじゃなく、復元作業も僕の手でやってみる。

 でも、ゴミ箱を空にしたのは6月のことだそうで、欲しかった写真のファイルはひとかけらも出て来なかった。データのあった場所がその後のパソコンの利用で、次々と上書きされて復元出来ないのだ。

 やり方を説明しながら要点はメモに書き出したのでそれを渡し、写真が元々入っていたとおっしゃるUSBメモリーでも同じことをやってみるようにお勧めする。そのUSBメモリーもその後使っているとのことだが、まだ書き込みされていない場所にあったデータは復元できるかも知れない。

 お父さんは、「まぁ、6月のことですからネ。」と割とサッパリされてたのが救いだった。

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 かくして、朝一の電話は、何か不具合でも・・?じゃなくて、今度はお父さんも!の有り難い電話だった。

 こういうのはホントに有り難くて嬉しい。