2011年11月 3日(木)
今日は木曜日だが祝日で谷病院での仕事はお休みだ。何にもないとつらいかなぁと思っていたら、おととい「H鯨」さんから電話が入った。
「パソコンが全く起動しなくなって、パソコンショップさんに相談したら、今日来てくれるけどいつになるか分からないっていうんです。」
僕は僕で分不相応の短大授業の日で余裕がない。ちょうどその時来ていた仕事仲間の野崎さんに行ってもらおうとしたが、「H鯨」さんが相談したショップさんが割と早めに来てくれることになったとのことでとりあえずその場は落ち着いた。
でも、その後があったのネェ。
ショップの最初に電話に出た人は「ウィルスだろうと言った。」⇒来た人は、「ウィルスだとしたら、Windowsを入れ直さないといけない。」と言った。
大事なデータはどうなります?⇒消えてしまいます。
データをどけといて、それを戻す作業とかお願い出来ます?⇒それは出来ません。
上から目線でにべも無く、とりあえず起動するようにはしてくれたのだが、「H鯨」さんとしては気が落ち着かないよネー。
そんなことからもう一度僕に電話をくれたわけ。
「電話での相談だけで、ウィルスと判定するのはおかしいし、それは『一度見てみないと分からない』というのが実際のところだから、対応がなんかおかしいよねぇ。データの退避と戻し作業だって、ソフトの作りを読み取れば出来るものなのに、要はチカラ不足の人が来たんじゃない?」
パソコンのチカラ不足というより、パソコンに自信のない一般人の不安感を感じ取り、納得の行く説明をするコミュニケーション能力の不足、相手を惑わせない慎重な発言をする気配り能力の不足、そっちのチカラ不足なんだろうけど・・・。
その点、僕はパソコンの力がないからお客さんの不安感はよーく分かる。エヘン!! 100Kgのパソコン持ち上げれんもんね。
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僕の読みでは、ウィルスじゃない。「H鯨」さんのパソコンにはウィルス対策がしっかりされてるし、「H鯨」さんの使い方ではよっぽど運が悪くない限りその手の事故はないと思う。例えウィルスと遭遇したとしても、それならそれで何らかのメッセージが出ただろうにその様子もないのだから。
でも、やたらと『ウィルス』という言葉が飛び交ってるから、フルスキャンをかけよう。
「ショップの方はせめて短時間で済むクイックスキャンとかやらなかったの?」
「そういうことは一切やってないです。」
そりゃ、いかんわ、何のチェックも無しに仮定だけで話をするなんて。スキャンをかけるだけで高い金額が加算されて、負担を増やしたらいけないという心配りかもしれないけど、それならそれで説明してやればいいこと。
フルスキャンはそこそこ時間がかかるから、他の頼まれごとのプリンターのセッティングをやろうか。
僕が触ってみたいと思っていたEpsonの企業利用を意識した大容量インクカートリッジインクジェット式・スピード印刷の新機種、こういうの自分用にも欲しいよなぁ。
箱出しからWindowsとMacと二台分、済んじゃった・・。でも、ウィルススキャンはまだ済むようすがない(-_-;)
今回リカバリーをするかしないかは別として、「H鯨」さんとしてはこういう時にデータの扱いに困らないようにバックアップの仕組みを用意して欲しいということなので、次はそれにかかる。リカバリーしないといけない場合は今やってる作業も一度は消えてしまうが、リカバリーしようとすまいと、データのバックアップはどっちみち作業目標の内だから、この際気にせずにやる。
ここらの作業、ミヤギ君はとても手際がいい。なにしろ谷病院で1ヶ月くらいいろいろ試して行き着いた方法で、自信を付けた後はあちらこちらでこの作業をやってるから、30分で済んだとしても、これは1ヶ月プラスアチラこちらの時間プラス経過観察時間プラス30分の価値があるのね。
これが済んだタイミングでウィルススキャンも済んだ。ウィルス感染無し!!
良かった・・
今日のバックアップ構築の作業だけでも随分と神経を使って疲れてる。経理ソフト、給与ソフト、販売管理ソフトのバックアップの仕組みの読み取りあたりが一番神経を使うところ。
これで、ウィルスがあった→それも修復不可能→リカバリーするしかない、ということになるとあと半日欲しくなるところ。仕事が増えればいいってもんじゃない。お客さんの経済的な負担は少ないに越したことは無いし、取りこぼしの危険がある総ざらえ的な作業は僕も無いに越した事はないと思っている。
今回はショップさんの不用意なウィルス発言にH鯨さんも僕も振り回された感じだったかな・・。