2011年12月20日(火)

授業、番外編

 今年の授業は今日で終わりだ。

 今日の授業は「番外編」にした。プロジェクトXの医療関連の動画を見てもらい、印象に残った言葉、場面、感想などをレポート用紙に書いてもらう。

 映画でもテレビドラマでも、同じものを見ても人によってその響き方は違う。人生経験が増えれば増えるほど、お勉強が深まれば深まるほど、ものの見方に深みが増して来るはず。

 その感じを知りたいかなぁ・・・

 これは、僕が生徒のみんなを評価するためのことじゃなく、大事なことは何度も口に出している(つもりの)ことが伝わってるかどうかを知りたいから。

 「わぁ、スゴイ!」とか「勉強になりました」程度の感想が多ければ、僕は多いに反省しないといけない。

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 この試みで驚いたのは、動画終了からさほど時間もかからない内にレポートを提出して教室を出て行く生徒の方が圧倒的に多かったこと。僕がイメージしていたのは動画を見ている内はメモ書きをチョコチョコとしておいて、動画が終わってから時間をかけてレポートをまとめる姿。

 どうも、みなさん、動画を見ながらレポートの完成形を同時進行で書いてた感がある。

 なんか、すごいんだねぇ。もちろん、読んでみないと分からないわけだが・・。

 一人だけ、僕がイメージしてた通りにレポートをまとめてる子がいて、その子は時間ギリギリでそれを提出した。僕が予想していたレポートの書き方はこちらの方なんだなぁ。

 「みんな、すごいね。どちらがというとあなたの出し方の方が僕のイメージだったんだけどね。」

 「書けるもんなんですね。びっくりしました。」

 年末、仕事が切れていよいよ後は年を越すだけということになったあたりで、今日のレポートを読んでみようかと思っている。