2012年2月 7日(火)
今日は短大テストの日。細かい知識とか決まりごとは生徒の頭の中でどんどん上書きされていずれほとんど無くなってしまう。ほんとの勉強は社会の一員として自分の責任で給料をもらいながら仕事をして行く時に始まると思っている僕としては、いかにも学校のテストっぽいテストをする気はない。だからテストしなくてもいいんだけどねぇ。でも、ここは学校なわけで・・。
じゃあ、せめて生徒のみんなの中に印象だけでも残っていて欲しい本質的なハートの部分がどれだけ届いているか、そういう設問にしよう。
そんなわけで、僕としては管理監督的な気持ちは無いのだが、教室に行くと生徒たちの雰囲気がいつもと違う。いつもの席に座ってなくて、どちらかというと番号順に近いような、机の上には学生証を置いているし、どこか緊張感が漂っている。
アーリャリャ、この教室の中で一番学校っぽくないのがボクだ。別に番号順に並んでなくてもいいんだヨー。リラックス、リラックスー。
なんて言いたいところだけど、せっかく生徒の方でそういう緊張感を作ってくれてるので、僕はそれに乗っかって、緊張感と集中力でやってもらうことにした。
これは助かるワ。
みんな、いい評価を得るということには敏感なように育てられて来てるんだろうなぁ。授業の時、黒板に箇条書きで何かを書いたり、「コレ、大事だよ。」なんて前置き付きで話をすると、それまで眠そうにしてた子たちがどこかしら集中して、ノートを取ったりすることがある。「コレ、大事だよ。」が「テストに出るよ。」みたいに響いている感じ。僕としては人として大事だヨのつもりなんだけど・・(^_^;)
いつにない真剣な顔で解答用紙に向かう生徒たち。速くて10分、長くても30分で埋めれるだろうと思っている設問にタップリ時間をかけて、答案用紙をびっしり文字で埋め尽くしている。
ウヘー、僕としてはそれぞれ1行程度で答えられる問題にしたつもりだったんだけど、それ、全部読まんといかんのかぁ・・(^_^;)
でも、そういう生徒たちの様子を見てると、どこかしら愛おしさすら湧いて来る。
そんな子供たちにもっと伝えたいことが伝わるように、こちらも精進せんといかん。
これが今日の僕のテストの解答だ。
どうも、僕もテストを受けてたみたい・・