2012年2月10日(金)

下元勉さん

 金曜日、今日はU田さんの日。

 U田さんの興味、僕の興味、会話の流れにまかせていろんなことを検索して我々の時間は過ぎて行く。

 今日は、通信教育や通信販売でよく耳にする「ユーキャン」から始まった。

 まずは、ユーキャンから来たサンプルCDの「日本の歌謡浪曲」を聞く。

 三波春夫、村田英雄、天津羽衣・・。

 日本の代表的な歌謡浪曲士のサンプル音声が入ったCD。その曲と曲の合間に入るナレーションもいかにもそれらしくて・・。

 送られて来たパンフレットを見ると、その方の名前もあって、その方は声優も俳優であるべし!の考えを持った、業界のリーダー的存在の方で・・。

 その方のことを調べて行くうちに。

 「ところで、劇団「民芸」は今も健在なんですかネ?」

 「民芸」は今も健在。ホームページには活躍中の俳優女優の紹介が。

 「じゃあ、下元勉さんとかは出てこないですねぇ。」

 出て来ない。

 ネット検索によると、下元勉さんは、一時期劇団「民芸」に所属していて、その後民芸から離れて、脇役として活躍していたタイプの人。

 下元勉さんは、戦時中にU田さんが同じ部隊にいた上官の立場の人で、人間らしさを忘れていない・・、その代り、その又上司からさかんに殴られていた人とのこと。

 「『真空地帯』の中で下元さんが演じている役が、本当の戦地での下元さんとソックリなんですよ。あれにはビックリしましたねぇ。」

 そんなことから、今日の映画タイムには「真空地帯」を見た。

 今現在のことでさえ一瞬一瞬が過去になって行くわけだけど、あんな強烈な戦争体験が『過去』という言葉の中に埋没してしまうのは問題だと感じた。

 どうか、僕の一瞬は流してくれていいから、誰かの強烈な体験というのは残して欲しいの感。

 U田さん、「私の戦争体験」なんて、文章を残してくれないかなぁ・・・。