2012年2月22日(水)

実質主義

 今日はilovestone、パソレスの日。

 最初からいる女性二人組は最近では、僕がいない日にも二人で集まっておさらいをしたり、本を見て自力でいろいろやってみようとしてくれている。これは僕が想像していた以上のことでとてもとても嬉しいこと。

 ワードに関する僕の役割は終わったかなと思い、「そろそろエクセルをやりませんか?」と誘うと、それにはしっかりと「まだまだ」の意思表示をした。

 「イヤです」とか「まだワードがやり足りない」とか口には出さないのだが、瞬時に「エーッ?」とおばちゃん的(失礼! ほんとは若いんだよね きっと・・・)大声を出し、その表情はしっかりと「まだまだ」の気持ちを表していた。

 僕の第一目標は生徒さんが自力解決する姿勢を持つこと。それさえ身につけば、内容として習っていないことも自分で行き付いてくれる。そういう意味ではこの二人はもう合格なんだけどネー。なんでもかんでも全部習っていたら、先生が儲けるだけの話で、習うだけの姿勢の生徒さんは先生と離れると忘れも早い。大事なのは、習ったり自分で学んだことを活かして、実際に役立つ形でやり続けることなのだ。

 そして、僕の第二目標は、第一目標を目指す過程で、各自の個性に合った便利技や補完技を伝えること。「何はともあれ右クリック!」であったり、マウスが苦手な人には、矢印キーでカーソルや図形の位置調整をやる方法、右クリックメニューをキーボードから出したり、ショートカットキーの利用とか・・。時にはWindows全般に共通する「選択」のこと、「ファイルとフォルダのこと」、作ったはずの文書がどこにあるか分からなくなった時の「検索」のことなど。まじめな人ほど一つの方法だけでやろうとして、その人がマウスの操作が苦手な人だと、そこから苦手意識が出て来て、パソコンから気持ちが離れて行く。

 「そんなにまじめに頑張らなくていいんですよ。ズルしてラクして、もっと楽しくやりましょうよ。ホラ、こっちの方法だと簡単でしょ?」

 第二目標の方はバリエーションがいくらでもあるし、先週からO村さんとW田さん親子も加わってワードを始めたばかりだから、この二人ももうしばらくワードをやるのもいいかも知れない。

 僕のやり方は、目標が達成できればいい実質主義。カリキュラムに沿ってやって、ついてこれなきゃソコマデヨ・・というやり方じゃない。必要なら同じことを手を変え品を変え何度でもやるし、1回2回で済めばそれはそれでOKだと思っている。

 この二人には今後、自分が作ったものが実際に人の目に触れて何かを伝える役割を持つ、そんなものに取り組んでもらったらいいかなと思っている。