2012年10月 9日(火)

S律さん、S協病院さん

 前々回の野市の大道具の時に電話をもらった南国市のS律さん、今日やっと訪問することに。

 ご相談の内容は、最近パソコンが重〜い。

 聞いた話からすると、朝から夕までずっと動きが遅いように聞こえたのだが、行ってみると午前中とても重くて、昼過ぎからは普通の状態になるとのこと。

 アリャー、これは難しいパターンだ。

 HDDの健康状態はGood!。メモリーもまずまずOKだし、昼過ぎに行った僕の前ではパソコンはまともに動いている。

 午前中に水面下で動くように設定されたものはないか・・→ないことはないので、これは設定を少し変えてみる。

 ウ〜ン。重すぎてどうしようもないその時に来たら原因をみつけることが出来るかもしれないが、ちゃんと動いているパソコンの前ではチト判断に困る。

 とにかく、パソコンのお掃除と高速化のツールで出来ることをすべてやった。

 その中で一番ハデな感じだったのはなんと定番中の定番、「デフラグ」かな。ハードディスクの断片化のすごかったこと。普通なら「デフラグじゃ体感できるほど変わりはしませんヨ」と言いたいところだが、今回のは少し違うかも・・。

 でも、これが重さの原因なら、午前と午後を使い分けるなんてことはないはず。

 とりあえずしばらく今日の作業結果を経過観察してもらって、後は買い換えるか、この状態でトコトンやってみるか考えてもらうことにした。

 個人的には、まだ使えるパソコンをトコトン使えるようにしてあげたいが、企業様が使うパソコンの場合は、使える内に次の代を用意するのが安全管理上いいことだと思っている。S律さんのパソコンは4年選手のXPだ。

 新しいパソコンで安全に業務を進め、今までのパソコンは整備して、サブマシンとして使ったらいいんじゃないかな・・。

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 夕方、テラの森さんの急の呼び出しで、S協病院へ。

 バックアップの仕組みは以前僕が構築して、LAN内のパソコンの大事なデータはLANハードディスクへ、そして、もしもそのLANハードディスクが壊れた時に困らないように、さらにそのLANハードディスク内のバックアップを元のパソコンの余裕のある場所へ「逆バックアップ」する仕組みまで用意していた。

 ところが、そのバックアップに設定した以外の場所のデータをダイレクトに使っていて、そのデータが入っていたLANハードディスクが壊れてしまった。

 さぁ、タイヘン!!そのデータがまたとても大切なものらしいのねぇ・・

 LANハードディスクに耳をあてると不連続な違和感のある回転音。とりあえずは、どうかした弾みにこのハードディスクを認識できた時に一気に必要なものを抜き出すということがネライかな。

 その、「どうかした弾み」が起きた。

 (と簡単に書くけど、ここまでにいろんな方法を何度も何度もやっている。)

 「僕、このままこのハードディスクを今の姿勢のままで持ってますから、今の内にデータを取り出してください。」

 なんともマンガみたいな風景。ハードディスクを持つ角度を変えたら急に認識し始めたので、このままやるしかないのだ。

 この方法でなんとかなった。

 経験から言って、どうしようもないときはホントにどうしようもない。

 だから、マンガチックでもなんでも、データが救出出来ればいいのだ。

 S協病院さんは、今朝から1日格闘してどうしようもなかったのだから、このマンガチックはとても役に立ったハズ。

 まぁ、とにかく、何とかなってよかった。

 こういうのは、出来なかった時の心的ダメージがとても大きいからなぁ・・・