2013年4月 9日(火)

IT講習?の日

 研修医の方のIT講習ということで、今日はH病院へ。

 同じ医療法人の別の病院に所属していた僕だけど、懐かしがってくれる人たちが何人もいてくれて嬉しかったなぁ。

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 さて、IT講習の方は・・・

 指導医の先生は「まずはタッチタイピングでしょう。」と言われていて、「エッ、そうなの?」と思った僕だけど、診察をしながら同時進行で電子カルテに記録を残して行く医療の現場では、一般にいうタッチタイピング以上に、思考と同時に素早く確実に、勝手に指が動いてしまうくらいのタッチタイピングの力が必要なのかも知れない。

 そう思えば、なるほどそうかも知れんなぁ・・。

 僕のお勧めのタイピング練習用のフリーソフトと、結構な量の課題を用意した。

 かと言って、1日4時間もタイピングばかりやるわけにもいかない。タイピングに関してはソフトの利用法と1時間くらいの実習をやって、後はIT講習の3日間じゃなくて、何週間か、もしくはひと月くらいを目途に自己修練で身に付けてもらうしかない。

 さて、後の3時間をどうしたものか・・

 研修医の方のパソコンへの慣れ具合、スキルの程度が分からないままの講習突入なので、カリキュラムがあるわけでもなし・・。まぁ、予定に縛られるのが窮屈な僕には臨機応変の方がはるかに楽なんだけど、やることなすことみんな身に付いてることだったらどうしたものか・・(^_^;)

 「高校生でもないのにこんなことをやるのも何ですけど、タイピング練習後にどのくらい力が付いたかを知る基準として、まずはスピード検定用の問題を持って来てますんで、5分、10分でどこまで打てるか、やってみませんか?」

 「いや、タイピングの練習は自分でも出来ると思いますので、せっかくだから何か別のことを教えて頂けたら・・。」

 アーララ、タイピングの過去問題とかを集めるのに随分と時間を使ったのにいきなりコケちゃったヨ。

 では、タイピング練習に関してはソフトの説明だけにして、次は、研修医のN先生(今回は一人だけなのだ)と、一緒に講習を受ける総務のKさんがどこまで身に付いていて、どこらからそうでもないのかを知るためにも、パソコンの初歩の初歩の説明書の目次を追いかけながら、こういうことは普段からやってますか?やってませんか?の確認。

 初歩の初歩だから、電源ボタンを押すところから始まるのだが、パソコンのベテランの人でも知らないまま通り過ぎていることは結構ある。シャットダウンする時、設定次第で、わざわざスタートボタンから手順を踏まなくても、電源を入れる時と同じタッチで電源ボタンを押せばちゃんと手順を踏んでシャットダウンしてくれるとか・・、ここらは電源をブチッと切ってはいけないと強く教育されたベテランほど知らないことが多く、それを後輩たちに強く指導してるから、同じように覚えている若者もたくさんいる。

 説明書に「CDを使ってみよう」なんて出てくれば、「そういえば、CDが出て来なくなったらどうすればいいか知ってますか?」

 そのうち、講習用に持って来たKさんのノートがフリーズして実は「このノート、不安定なんです」ということを聞き、「じゃあハードディスクの健康度を診るソフトもありますから」なんてことになり・・

 オー、何でもネタになって、話は広がって行くじゃないか・・

 H病院にとっても僕にとっても初めての「研修医のIT講習」という企画、研修医の先生も一人だけゆえのこの自由度。

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 今日のこの流れから、明日は、よくブルーバックのエラーが出るというN先生個人のパソコンを診てみようということに。

 4時間持つのか持たないのか分からないけど、「パソコンはうまくいけば一瞬、ひっかかれば永遠」だから、時間不足だって考えられる。

 あんまり心配せずに、明日は明日の風が吹く・・でやってみようか・・・。