2013年5月18日(土)

Y本さん、三十年ぶり

 今日と明日は野市のふれあいセンターで日本舞踊の大道具仕事。距離があるので家を7時半過ぎには出て、ホールには8時半には着いておきたい。こういうの、前は苦手だったのだが、最近は5時台に目が覚める癖が付いてるし、寒い季節じゃないから今回は何でもない。途中で「ワークマン」なる店に寄って、その上でホールに至る大きな交差点に着いたのは8時20分前。

 まだ余裕・・、コンビニに寄って飲み物でも買っていくか。

 その交差点からホールまでに二つのコンビニがあるのだが、ホールに近い方に入り、飲み物を選んでレジの方に行くと、そこには「エッ?もしかしてそう?!」と思われる、昔勤めていた会社の女の子らしき人が・・。女の子と言っても僕がこの年だから、この方もそれ相応なのだが、あの頃あの子は確かに女の子だった。

 先日の谷病院で、Y澤さんという方が自分の地元に谷君や僕が勤めていた会社に行ってた人がいると聞いて、ダレだろう?ということになり、その時この子の顔もしきりと頭に浮かんでいたのだが、名前を思い出せなくて口に出そうにも出せなかったんだ。

 だが、今日はその顔を見た途端に名前を思い出した。Y本マリコさん・・。

 胸のネームには違う苗字が書いてあるが、それは結婚後の苗字だろうし、どうもこの人、あの子ダワ。

 「もしかして、Y本さんじゃないです?」

 「ハイ、そうです・・。???」

 「宮城です。〇〇で一緒だった・・」

 「アァー、宮城さん!言われないと分かりませんでした。エッ、宮城さん、野市にお住まいなんです?」

 「住まいは高知市内なんだけどね、今日明日とそこのサンホールで舞台の仕事があって来たんです。」

 朝のコンビニの忙しいレジ仕事の数十秒で三十年ぶりの旧交を温めることが出来た。

 僕が誰かを思い浮かべるとかなりの確率でその人に会ったり、電話がはいったりするという不思議は、三十年という時間も埋めてしまった。

 縁あって会う人は、普段は気付かないだけのことで、実は知り合う前からも知り合ってからも何度も擦れ違ったり隣り合わせていたりしてるはずだと思っているので、そう思えば不思議でもなんでもないのだが・・

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 アララ、再会に喜んでそれだけで結構行数を使ってしまった。

 舞台の方は、誰かさんが間違えてカルポートの方に行っていたり、カルポートに入っているチーフが(これは間違いではない(^^))こちらに寄越した道具に材料を入れてなかったりで、イレギュラーな始まり方だったが、まぁ、ホールアウトの頃にはまぁまぁの線まで来て、良かったんではなかろうか。