2013年10月 8日(火)

本音は大事

 さぁ、今日はさすがに先延ばしは出来ないネ。

 しかし、なんでこんなに授業の内容がまとめにくいのだろう?

 その日の内容を教科書に沿ってただ話すだけだと生徒は眠いだけだし僕もどこか面白くないから、去年から始めたまず生徒に自分の頭で考え調べてもらうという方法はいいと思う。

 その上でこれは押さえておこうネという部分を今年からはパワポにまとめて話すことにしたのだが、その内容がとりとめもないのねぇ。というか、医療医学の歴史とか、病院の成立とか、教科書ではザッとひとなめしてるだけで、まるで高校までの歴史の教科書みたいで、血が通ってない。

 それを教える立場で生徒たちの前で話すからには、ザッとひとなめするような内容でも、そのバックボーンとして沢山の知識や調べごとが必要なんじゃないか・・。かくして、僕は教科書のうわべの奥を知ろうと中へ中へと入って行こうとするものだから、とりとめが無くなってしまうのだ。

 四天王寺に悲田院、敬田院などを置いた(細かく言えばこれもちょっと違う)聖徳太子なんて会ったことないし、聖徳太子がお札に印刷されてた比較的近い時代でも、僕はあまり彼とはあっていない。

 ウーン・・

 人間は正直が一番。知らないことを知ってるように話そう、もしくは知ってしまおうと限られた時間であがくから大変なのだ。

 知らないことは知らない、「なんだそうです」「そう言われてます」でいいじゃないか。ついでに「僕はそうは思えないんだけどネ」も言ってしまえ!

 「より本音に近い授業を!!」という標語めいた言葉が頭の中に浮かんで来て、それを紙に大きく書いてパソコンに張り付けた。

 オウ、気が楽になったヨ。

 すると、考えがまとまり出した。この標語に早く行き付いたら良かったのだ。おかげで短大にでかける直前までかかって昼寝は出来なかったが、なんかもう大丈夫な感じ。

 生徒がまじめで、調べるべきを真剣に調べてくれて、その後の僕の話もしっかりと聞いてくれて、またこれまでとは違う手応え。

 大事なことはこれをずっとキープできること。

 元気が一番!本音で行こう!これを、忘れないでやるべしだな。