2013年10月11日(金)
午後5時、Uモダンバレエ研究所で曽我さん、それとカラタチの北川氏と落ち合い、リノリウムを車に積み込んで美術館ホールへ。
明日の発表会で僕は舞台監督ということになっていて、緞帳のきっかけや照明、アナウンスのきっかけでキュー出しすることになっている。実際は長年舞台監督を務めて来た曽我さんがいるから、これまでの打ち合わせでも今日のリハでも皆さん曽我さんに相談して行く。まぁ、見習いというか、名前だけというか、そういう感じなのだが、いざキュー出しの場面で人を頼りにしていたらタイミングが大切な作業では話にならない。
だから、この話を曽我さんから聞いた夏以降は舞台仕事に入るたびに、舞台監督と呼ばれる人間がどんなことをしているのか観察し、打ち合わせで音響の和田さんから音をもらって以降は、何度もその音を聞き続けるというふうに、自分なりに出来ることをやって来た。
でも、龍史君や曽我さん、その他観察して来た舞台監督さんが舞台進行に伴い、「明かりドウゾ」「ハイ、音どうぞ」「アナウンスどうぞ」「緞帳ダウン」なんてやってるアレを自分がやってるというのがピンと来ない。ピンと来ないから実際どうしたらいいのかも今いちワカラン(-.-)
「俺だってそうだヨ。実際は当日のゲネプロで最終的なことが決まるんだから。」
曽我さんはそういうが、そもそも本気で舞台ごとをやって来た人間と、雇われ大道具であまり本気になるまいと思いながらやって来た人間ではとんでもなく大きな差があるはず。僕なんかのキューで緞帳が上がったり下がったりするのか?照明が点いたり消えたりするのか?今回の話はそもそも無理な話だ。
そう思いつつも、そうなったからには大道具以外の他の職種の人、そして何よりも出演者の皆さんに迷惑をかけたくないし、大道具の人間はそんなものかと思われたくもない。
このジレンマをかかえたま、短大の授業も新しくまとめ直したかったりで、この数か月はなんか頭の片隅に落ち着かない重荷を背負って過ごして来た。そして、時は来て時は行き、短大の授業も始まったし、その次は明日がバレエ発表会という今日が来た。他の仕事も続いたし、腰痛の予感めいた痛みもあったりで、問題や課題があり過ぎたから、頭の片隅の重荷ということになって、真向から悩んでるヒマがなかったのが逆に神経が持った理由かも。
今日の僕はイヨイヨ明日ということで、少し居直り君が頭をもたげ始めている。おまけに予感じゃなくて数日前から間違いなく腰痛で、とうとうコルセットを買って腰を守り、痛くない動き方なんてのを意識しながら作業している始末。こうなれば、今日の仕込みで腰を壊さず、明日は「今日を乗り切りさえすれば!」の思いで次の日以降のことは何も考えずに集中してやるしかないナ。
リノ敷きで腰は壊れなかった。
できれば、今日のリハで、踊りが終わって照明が落ち、踊り子がお辞儀するために前にならんでから照明さんにキューを出す、一番ワカラナイ部分の感じをつかみたかったのだが、今日はリハのリハみたいな位置づけのリハーサルで、みんな明るいままだった。
ゆえに、マダワカラン(-.-)
まぁ、明日がくればあさっても来るわけで、もうアレコレ考えててもしようがないな・・(^^)