2013年11月 3日(日)
朝起きると、寝返りもうてない自分の体に気がついた。
ベッドから降りるのにどう体を動かしたらいいのか全く分からない。今回の腰痛で一番の痛み。
30分かかった。
階段を下りるのに手すりにすがりながら10分。
腰を温めたり回したりその場足踏みをし、5cm、10cmの歩幅で歩いて少しずつ歩幅を広げて行く。
木曜から仕事が続いて行けていないF田接骨院さんは日曜祝日は休みで、しかも世間は明日は祝日なんだよなぁ。
救急もやってる上町の整形の病院に行くことにした。
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「あなたの体型からみたら、腰痛が起きないわけがないですヨ。」
お医者さんは診察室に入るなる、いきなり話し出した。しかも付き添いで来ている家族に向かって。
ン?この人、患者を見間違えてる?
「エット、それ僕に言ってるんですよネ?」
「ハイ、そうです。」
アララ、そういう時も顔は僕の家族の方に向いている。
「医者に出来ることは、痛みどめを出すぐらいのことですから、ご自分でなんとかするしかありません。」
アララ、この人患者心理全然分かってない。目の前まで来て立ってるから朝の僕の七転八倒は知るよしもないし、それを伝えられるような余地もないし、そもそも細い体型ではないけど、今日はコルセットをして、その上から肩こりようの割と厚い首巻を温めてタオルで捲いていて、それを覆った上着は大きくふくらんでいる。僕としてはストレッチなどもずっとやってるし、どちらかというと大道具できつい仕事が続いたことが原因だと思いたいのだが・・
この人と話しても知りたいことは知れないな。
レントゲンを撮る時、技師さんに聞いた。
「レントゲンで分かるのはどういうことですか?」
「基本的に骨に関することです。」
「骨にくっついてる腱とか筋肉のことは分からないんです?」
「骨の形状から医師が筋肉のことを判断することもありますが、直接的には骨のことだけです。」
その前に「お宅の院長、人の話聞きませんネ。大変でしょう?」とも聞きたかったけど、職員の人がかわいそうだよネ。
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骨には全く異常がなかった。心配していたヘルニアとかいうことではない。これが分かっただけでも儲けもんだ。
「痛み止めを出して様子をみるしかないですけど、それでもいつまでも治らないようならMRIを撮ることもありますが、治療方針は基本的に変わりません。」
「痛みをちらしながら、後は自然治癒力にまかせるしかないということですネ?」
「そうです。注射とかに抵抗がなければ、注射を打つということも出来ますが。」
「イエ、結構です。今の話でよく分かりましたので。」
U田先生が言ってた「何をやろうとやるまいと治るものは治るし、治らないものは治らないんですヨ。」というのがコレなんだ。
病気や傷が治るのは自然治癒力の問題で、治るまでの間の痛み軽減が痛み止めの薬だったり、接骨院の電気やマッサージだったり、鍼灸院の施術だったりするわけだ。F田接骨院さんも、大抵の故障は3か月もすれば直るはずなので、それ以上かかると保険請求で治療が長引いている理由をいろいろ書かないといけないと言っていた。
医者に僕が書いたような説明が出来れば、説得力があるのになぁ。問題はその伝え方だ。U田先生はそこらがやさしかった。
まぁ、いい勉強をしたヨ。
どことは言わず、短大の生徒たちに話すとするか。