2014年11月21日(金)
アイラブストーンさん、物撮り全開の日。
「物撮り」というのは、商品写真を撮ったりすること。インターネットに掲載したり、パンフレットに使ったり、「静物画」の写真版と言ったところか・・
三脚を持ち込み、シャッターぶれ防止にワイヤレスのシャッタースイッチを取り寄せ、商品を4〜5方向から撮影するために回転台を用意して、ピントを合わせた後は自動処理でドンドン作業できるように段取ったのだが・・
どうやっても気にいらない!!
撮影結果を見るたびに却下!!撮影画像を削除して・・
背景に白と黒のグラデーションの専用紙を置いてもダメ。思いつきでグレイの自転車カバーを買って来てもらって商品の後ろに配置してもダメ。
苦労して焼いた陶器が気に入らなくてことごとく割ってしまう、どこかの映画かテレビで見た職人のアート心のようなもんが湧いて来て、このままだと今日は一枚も撮れないかも知れないゾ。
「プロのカメラマンの人が背景を黒にしたらいいと思うっておっしゃってたけど。」
実は数日前、O村さんの知り合いのプロカメラマンの方がいらしてちょっと撮影実験をやってくださっていた。限られた時間のなかで納得の行く撮影は出来なかったけど、その試行錯誤の後で黒い背景ということを言い置いて行ってくれた。
オウ、それもらいダ!!
T田さんが工房に電話をすると、KIMIさんがすぐに黒い布をもって来てくれた。
背景に黒い布・・。写真が変わった!
午前中はここまで。試行錯誤だけで費やしてしまったなぁ。その間、T田さんとT田さん(イニシャル表記は一緒だけど、二人の苗字は微妙に違う)が全面協力、上に書いたKIMIさんもアッという間に黒い布を持って来てくれた。
僕はこういうことで恵まれてるんだなぁ。
何かに本気で取り組むと、回りのみなさんが全面協力で支えてくださる。
技術も無い、知識もない、それでもなんとかしようとするアガキが可哀そうになるのかも・・(-_-;)
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午後はテンション上がったままで、一気に24品の撮影が出来た。
もう、三脚も使わない。ワイヤレスのシャッタースイッチも使わない。
便利なんか追いかけず、結局は自分の目を、手を、体を、ハートを信じるしかないのだ。
こういう発想ががアマチュアなんだろうけど、あながち不正解でも無いだろうと思っている。
こんなだから、楽に済む仕事が出来んのネ(^_^;)