2015年1月 3日(土)
今日は今年初めての訪問仕事で、いののY村先生のお宅へ。
プリンターに関する作業が主だったのだが、副産物が画期的!!先生の3ヵ月の作業が不要となった。
年末にも呼んでくださり、今回もお呼びがあったのは、先生には正月どころではない理由があってのこと。
1000ページは超えるであろう先生の研究論文が出版されるにあたって、一部消失したデータがあり、先生は手元にある印刷された紙データをOCRソフトでパソコンに読み込んで、ソフトの読み損じ部分を訂正してもう一度データ化しようとされていた。
その作業は年度内である3月までには仕上げないといけない。だから、先生には年末も年始も無い状況なわけだ。
僕を呼んで下さった直接のご用件プラスαの作業をしながらおせっかいに聞いてみた。
「そのデータが入っていたパソコンから探し出すとか方法はないんですか?」
先生の以前のパソコンは去年の夏の水害で何台も壊れて、今は新しいパソコンが手元に来て、そのパソコンは先生の作業が出来るように今日も僕があれこれインストールしたばかり。
「そのパソコンは○○○(パソコンショップ)の○○さんという人が、データを取り出してくれると言って持って行ったきり、その人は会社を辞めてしまって、電話をしても連絡が取れなくなってるんですよ。」
「アララ、データの復旧とかは僕も得意分野でしたのにねぇ。バックアップとか取っていなかったんです?」
「外付けのハードディスクかDVDに焼いてあったかも知れないんですけど・・」
手元の作業を進めていると先生が一枚のDVDを持って来られた。
「もし、この中にあったら、この作業は一切やらなくてもよくなるんですけどねぇ。」
先ほど、使えるようにしたばかりのパソコンで表示してみると・・
オー!!その中に、先生が復元しようとしていた論文のファイルがあったのだ。
これで先生の作業の状況は激変した。
別に僕が偉いわけじゃないけど、作業の大変さが心配でおせっかいな質問をした結果がこれにつながった。ただ言われたことだけやってそれで帰って来てたら、先生はもう取り掛かってしまったOCR作業を延々と続けておられただろう。
やっぱり、会話は大事だなぁ・・(シミジミ・・)