2015年 10月24日(土)

AntiMalwareBytes

 朝イチ、目覚まし先生から電話。

 A4の紙に印刷したいのにプリンターの設定がはがきサイズになっている。アレレ、どうしたことだろう?

 電話対処で済みそうなのでこちらもパソコンを立ち上げて説明するが、果たして同じ画面を見ているのだろうか?と思うようなコミュニケートのチグハグさ。

 「これはお伺いした方が早そうですネ。」

 「ハイ、そうして下さい。お願いします。」

 とりあえず今やってることをストップして先生のところに行くと、アハハ、先生は自力解決していた。

 用紙設定がフォト用紙になっていたので、インク節約のために普通紙に変えたくらいが僕のやったことかな・・

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 午後、南国のM本さん。メモリーの差し替えと電源抜き差しの放電で、起動不良を起こしていたパソコンは復活した。

 念のためにメモリーの健康度をチェックする作業をやっても問題は出て来ないので、状況を説明してあとは使いながら様子見をしてもらうことに。

 M本さんは70歳近くの方で、パソコンのことに精通しているかというとごく一般のユーザータイプの方なのだが、NECの説明書から「放電作業」ということに行き着いて、自分でもパソコンをコンセントから解放して電源スイッチを何度か押したりして解決を試みておられた。NECのサポートに相談した時に一番に薦められるのがこの放電作業なんだよねぇ。説明書からココに行き着いたというのはすごいことだ。僕の同業者でも、この「放電」ということを知らない人がいたのに・・

 ちなみに僕がやる場合は、パソコンの箱を開け、マザーボードへと電気を供給しているケーブル、それとメモリー、ハードディスクなど、簡単に外せるものは全部外してしばらく放置する。

 箱開けなしの放電作業でダメな場合でも、この方法だと回復の可能性がグッと上がるし、その時に膨張、液漏れしたコンデンサーなどが目視で見つかると原因探しが別方向に向かうことになる。

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 帰りに白鯨さんに寄って、様子伺いプラス請求書をお渡しして来た。

 9月に結構な集中作業をやって、次は商品登録の見直しということですぐにも行く予定だったのだが、ちょっと忙しいのでの待ったがかかって、訪問する時に渡すつもりだった請求書がそのままだ。

 何か不具合があったんじゃないかと電話するがつながらなかったので、ホントの気持ち、請求書のことより皆さん元気なのかとそれが気になって大胆にアポ無し訪問をしたワケ。ここの女性陣は体を壊しそうなくらい頑張る人たちで、それを知ってからは支払いが少々遅れても、お呼ばれに間が空いても、それはそういものと僕は受け止めている。でも、連絡が取れないと心配するよね。

 結果としては、従業員の方が一人減って、いつもの無理する顔ぶれがまた無理をしている状態のよう。

 みなさんに早くいいことが起きますように。

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 ところで、昨日から格闘しているMayumiさんのパソコンは、目覚まし先生の朝イチの電話よりも前に、僕の最後の頼みのAntiMalwareBytesというソフトで解決出来た。

 これがホントの朝飯前!!ってか。

 「悪さをするソフト」がいたのは、「ユーザー」→「ユーザー名」→「AppData」の中。

 昨日IOBITのソフトで探し出して削除したものもその中にあったのだが、その中にはそれこそ「IOBIT」の名前が付いたファイルもあって、それはIOBITのソフトが使っているものと思って削除しなかったのだが、今回のソフトのスキャンではそのファイルそのものもマルウェア扱い。

 これはIOBITがマルウェアというのでは無く、「悪さをするソフト」が疑似ファイルを作って削除できないようにしたのではないかと僕は類推している。これぞ「騙しソフト」の「騙し」たる所以。

 AntiMalwareBytesで処理したファイルは476という数になり、そのすべては「AppData」の中の各フォルダの中にいた。

 この後はどれだけパソコンをつけっぱなし、ネットにつなぎっぱなしでも何にも起きない。この確認は朝から晩までやり続けたので完全に処理出来たと思う。

 原因を叩かずに、購入時の状態に戻せばとりあえず不具合は無くなるというのがリカバリーだから、出来たらリカバリーせずに現行のまま修復したかったんだよねぇ。

 今回の格闘は、他のお客さんの不具合にも必ずや功を奏するだろうと思う。

 達成感、大アリの作業だった。