2015年11月24日(火)

耳鳴りの目覚め

 朝起きるなり、耳鳴りが始まった。

 オイオイ、今度は耳鳴りかい。

 20代後半、朝から晩まで数字詰めの経理仕事をしていた時に一度耳鳴りが始まって、それから数日それが続いたことがあったが、あれ以来だなぁ。

 あの頃の僕はとても強気で、「病気に自分の生き方を決められたくない!!」と、サバの蕁麻疹も体をかきながらサバを普通に食べて治すような調子だった。だから、耳鳴りなんか一時的なもので病気の内に入らないと思っていたし、目の前には毎日のように山積みの仕事があったから、気にせずに仕事を続け、気が付いたら数日後に消えていたという感じだった。

 この年齢になると、身近にも何年来耳鳴りがしていて、今ではそれが当たり前という人がいるようになった。僕の義弟もそうで、話をする時にはこちらも少し声を張って話さないと聞こえないことがあるし、舞台仕事の曽我さんも普通に会話するけど、いつも耳鳴りがしているようなことを言っていたっけ。

 そういう人が周りにいると、やはり年が来るとそういうものなのかと不安になる。

 さぁて、僕の場合はどう転ぶのか・・・。なんか、感覚としては自然治癒の予感もある。これまでに3度来ている腰痛に比べればまだまだ楽観的だ。

 今日の授業の準備に集中し、授業での話に熱が入るにつれ、耳鳴りは消えて失せていた。

 勝った!!

 授業の内容は医療機関の組織の話。組織でさんざんもまれた僕には、少々教科書を逸脱した、でもきっと正解であろう持論もあるので、少〜し話に熱が入るのね。

 これからそういうところへ進んでいく若いみんなにいい人生を送って欲しいという思いもある。

 その気持ちの熱みたいなものが体の不具合には効くのかも知れない。腰痛の時に、整体も効果なし、病院に行ってもあてにならない、とうとう一歩もあるけずに立往生になり、自分の手のひらを腰にあててユラユラと揺れている内にスーっと痛みが取れたことがある。(オー、僕は手かざしで病気が治せるのだ!!)

 あの時なんか、その背後には「もう誰もあてに出来ない。自分で治す!!」という居直りと怒りの気持ちが相当あった。その勢いがもしかしたら効いたのかもしれない。

 交感神経が興奮するとでるのはアドレナリン?

 なんかそういうものの影響で、僕の「手かざし」っつうのはきっと違うんだよネ(^^;

 まぁ、結果オーライっつうことで、良かった良かった!