2015年12月 9日(水)

回り出したかな・・

 アイラブストーンさん、本店小口現金勘定が回り出した。

 「小口現金」という科目は使っている事業所もあれば使っていない事業所もあって、何も必須の科目ではない。でも、個人営業の歴史を引っ張っているアイラブストーンさんは日々の小さな支出を別途出納簿を使って現金残高があいまいにならない工夫がいる。8月に一度この科目を使いかけたが、すぐに管理が出来なくなってみんな現金勘定に振り替えた。

 その時は、O村さんが自分ひとりでやろうとして挫折した。

 O村さんの忙しさで事務的な作業の正確さ、迅速さを自分だけでこなすのはそもそも無理があるのだ。

 今回は別の従業員の方二人を担当にして毎日確実に処理するようにしたので、やることがちゃんとしている。早速、11月の「小口現金」の入力をして残高を比較すると5000円の違いが出て来た。でも、この件に関して僕は悲観的ではない。担当のT田さんたちはきっちりと出納簿をつけているので読み合わせをすれば原因は出て来るはず。

 「やりはじめた初めての月だからネ、最初はこういうこともあるけど慣れるに従ってなんでもないことになるから大丈夫だよ。」

 T田さんと読み合わせをやると原因はすぐに出て来た。原因は小口現金から釣り銭用の5000円を調達したこと。経費として出て行ったお金には領収書が発生するが、釣り銭用にお金を回した時はそういうものがない。それでも原因に行き着くのは、小口現金の出納簿にT田さんがしっかりと記録を残してくれていたから。

 「こういう時は出金伝票を切って、領収書と同じようにノートに貼っておいたらいいネ。」

 ものごとがカッチリとし出して、従業員のT田さんとT田さんは(イニシャル表記だとこうなってしまうが、同じ姓ではない)喜んでいる。雇われの身でお店のお金を触って残高が合わないのなんのと言われたら、怖くて腰が引けてしまうのだ。しかも、大抵の違いは自由度の高い経営者が原因のことが多いんだからね。

 *****************

 締め切りものの通信物が締め切り直前に僕に回って来て僕がバタバタしないといけなくなる点も、「受信物の係を作ってちゃんと管理してちょうだい。これだけアチコチ飛び回っていたらO村さんじゃ無理だよ。」という僕の遠慮ない意見で、この小さい所帯にしては少々大げさな受信簿なるものも出来て処理が正確になった。

 やっと、「らしく」なって来たかな。

 でも、僕は「文句言い」の係みたいで自分のキャラとは違和感を感じている。

 おかしいことはおかしいと言って、時にはキツい人間に見えるかも知れないけど、僕は本来やさしいだけの人間を目指してるんだからねぇ。

 ガツガツ、カリカリ、キリキリしないのが目標。

 そういうのは若いときの経験だけでもう十分だ。