2015年12月10日(木)

価値あるつかの間

 谷病院。労務関連のコンサルにやって来て月に一度くらいお会いするS保さんとのつかの間の会話。

 「ここからここまでは自分の土地で、ここからは入って来るなとか、その土地代が何千万とか、地球とか他の動物から見たら人間のやってることってすごい身勝手なことだと思いません?」

 と、ミヤギ君。

 「まっことねぇ・・・。

 けんど、動物にも縄張りというのがあって、強いものが絶対やき、弱いものはどうしようもなくなりますよ。決まり事があって平和にことが進むということもあるきねぇ。」

 とS保さん。

 「そうかぁ・・、そう言われればそうですねぇ。そうか!僕にはどうもひがみが入ってるんだ。土地持ち金持ちの家に生まれた人はそれをどう活かすかを考えることが出来るのに、自分は布団一式とかばん一つで高知に来てそこからの出発で、いまだに住宅ローンで78歳まで縛られてるというのもあって、どうもひがみが入ってるんですねぇ。」

 僕の最初の発言は間違いではないが、僕の心情的な部分には正論に隠れたひがみが潜んでいる。

 そういうことに気が付けるなんて、何て価値のあるつかの間だったことか。

 S保さん、ステキ!