2015年12月13日(日)
昨日から今日にかけて観た「船を編む」が良かったなぁ。
出演者もそこそこ知られた有名人ばかりなのに、そういうことに興味が無い僕ゆえに映画の中の登場人物そのものに見えたのが良かったのか、今の役者さん達がすごいのか・・
なんか、後の方みたいに思えるんだよねぇ。
昔の映画の主人公を演じる役者さんがスター扱いだったのに対して、今の役者は変わりはいくらでもいる雑草系。
平和が長いこと続くと映画の裾野が広がり、そこに巣食う役者さんたちは、そこに根を生やした雑草系。 自分をスゴイと思うでもなく、役に入り込んで、普段の自分もしくは以前やった役柄とは別の人格を演じる。
そして、それが同一人物には見えないなんて、変幻自在、カメレオン?いい感じに没個性で、役に応じて出すオーラが違う。
U田先生と映画を見ていたころには、映画創世記の映画を創る人たちのエネルギーや、ものごとのシンプルさに価値を感じ、先生同様最近の映画のガチャガチャ感には同調出来なかった僕だけど、今の映画はそれはそれでステキだと感じるようになった。
人間、いつまでたっても捨てたもんじゃない・・。