2015年12月14日(月)

介護タクシーのO原さん

 南国の介護タクシーのO原さんから相談の電話が入った。

 娘さんが作ってくれたホームページを検索すると、自分のページが出るのはいいのだが、検索結果の8ページ辺りにも自分のページのタイトルが出て、そこに出ている電話番号は他所の介護タクシーの会社で、その検索結果をクリックするとアダルト系のいかがわしいページが表示される。

 O原さんの話のままに検索すると、同じ現象をこちらでも確認出来た。

 そこに表示されたのは「404 not found」とアダルト系の広告リンク集みたいなページ。

 「こんな検索結果が出て、お客さんに迷惑をかけたり、自分が犯罪に巻き込まれたりしないでしょうかネ。」

 「これは、該当するページがネット上から無くなった時にサーバー提供側が表示するページですよ。おそらく検索結果の8ページ目まで見る人はなかなかいないし、ネット上に無いページはその内検索にもひっかからないようになるから大丈夫でしょう。」

 それでも不安を感じているO原さんの気持ちが電話の向こうから伝わって来る。ウーン、この現象、どういうことかもっと考えなくちゃ・・

 「きっとですね、介護タクシーをやってるところを対象に検索サイトを作った人がいて、そのページでO原さんのところや○○タクシーの紹介をしていたのが、そのサイトをネット上から引っ込めたせいで、該当ページが無いということでサーバー提供社のそういうページが表示されてると思うんです。その内その検索結果は出なくなると思うんで様子見にしましょう。」

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 この日記は後書きなので翌日もらった電話のこともここに書いてしまおうかな・・

 「宮城さん、昨日はありがとうございました。今日また検索してみたら、あの検索結果はどんなに探しても出て来なくなってました。」

 「そうですか、それは良かったです。昨日ああやってO原さんや僕があのページを何度も表示したことも影響してるかも知れないですネ。」

 「宮城さんには忙しいところをお世話になって、お金払いますから・・」

 あぁ、なんて律儀な人なんだろう!電話で30分弱のことだし僕だって確信を持ってのことではないがゆえの様子見という判断だったのだからそこまで考えてもらわなくていい。

 「いいですよ。僕もひとつ経験が増えたんですから。」

 経験が増えた上に、こんな律儀な方が困った時に僕に声をかけてくれるということが僕にとっての一番の報酬。

 僕はほんとうにお客さんに恵まれている。

 それにふさわしいように、僕もちゃんとしなくちゃいけないなぁ・・。