2016年7月17日(日)
野市で道具、本番の日。
真殿さんとやってる時はそれぞれがそれぞれの役割を当たり前のようにこなして、大したことをしているという感覚は全くなかったのだが、いざ不在になると、我々もそれなりに大したことをしているのかも知れないという思いに至る。
綱元でバトンを下すのも、飾り物の付け替えも、道具をスムースに出すための配置も全部僕がやらないといけない。
バイト君はなぐり(舞台で使う金づちネ)に触らないし、道具帖を見ながら次の段取りを考えるという習慣が無い上に、見たとしても、それがどの道具で、どう飾ったらいいかがまだ分からない。
「経験」というものがいかに大事なことか・・
「いつまでたっても素人で〜す」気分でやってたけど、それなりに身についてることもあるみたい。
舞台が終わるまであと2〜3曲という辺りで、バイトのS君が口にした。
「あれ、ちゃんと船に見えるろうか・・?」
「オウ、そういうことを心配し出したら、この道の人間ダヨ。(嬉しいこと言ってくれるじゃないか・・)」
今度会った時には、また違った感じになるやも知れじ!!
飾り少なし、人少なしの2日間であった。