2016年12月 3日(土)
照明の仕込み後半でゲネプロ開始の2時が来て、ゲネプロの後はまた照明の手直しと仕上げの時間。
ゲネプロ中には「ここは大黒(幕)ですヨ。」「いや、今下ろしてるのは大黒なんだヨ?」とか・・
ミュージシャンの並びが聞いていたのと違うとか・・
そういうことと時間の経過との兼ね合いが重なって神経ガチャガチャ。
アーティスティックなゲストは使える以上の時間を費やして「こうして欲しい」の要望を表明し・・・
自分でもイメージを決めかねていたI崎さんは、とあるシーンの道具について納得が行くまで「お試し」を要望し・・・
開場前10分くらいでその騒ぎは落ち着かざるを得なく、落ち着くには落ち着いた。
緞帳キュー、 アナウンスキュー、いくつかの照明キューを出す立場である僕は、それとは別にホリ幕にアルプスの写真を写す映像係の役割もあって、僕が不在の時のキュー出しは曽我さんに頼んである。
おまけに何時間もかけて作った1分30秒の映像は出すタイミングが変わって、あとは出たとこ勝負で僕の感覚で手動切り替え。
1分30秒の映像を作るために何時間も使った手動切り替えのテクリハがあったからこそ出来たことなのかな・・?(それが無くてもやっちゃいそうな人だけど・・)
めまぐるしいねぇ。
めまぐるしいんだけど、上演中の1分、2分はとっても長い。
短い時間に沢山のことが凝縮されていて、「永遠の一瞬」「一瞬の永遠」が交錯する、それが舞台の世界ってか・・
と、キレイにまとめてみました〜(^^)
ストップウォッチと踊りの両方を見ながらタイミングを計るなんて異常な世界!とことん作品に関わっていればストップウォッチなんて要らないんだけど、本番に向けての段取りからするとこうなってしまう。
その点、スタジオでの照明合わせを一度見た切りで本質的なことをつかみ、舞監にダメ出しする曽我ちゃんはやっぱり「舞台の人」だわ。
僕としては・・・・
早く人間に戻りたぁい!!
************************
昨日はいなかったけど、今日は音響のW田さんが呼んでくれた笑顔のキレイなE川さんが映像を出す場所の隣にいて、アレは助かった。
ホッとする人だネ・・。
冬の氷が春の花園になってしまうような人・・。(きっと実力の裏打ちがあってのことなんだ)
こんな人に僕もなりたいんだけど、先天的に無理だろうな・・。 選ばれし人なんじゃなかろうかネ、彼女は・・