2017年1月31日(火)

試験を気にする生徒たち

 今日は短大授業最後の日。来週はテストをやって、その採点を済ましたら来期まで授業は無い。

 毎年、この時期になると生徒から「先生のテストはどんな感じですか?」の質問が出る。

 「あぁ、そうか。テストが気になるよね。僕のテストは普通に出て来て普通に受ければ大丈夫だよ。」

 エッ?そうなの?うそでしょう?? ・・の空気。

 「僕ってみなさんに対する要求が少ないでしょう?あれこれ細かいことを話しても、その中の最低一つか二つ、心の片隅に残ってくれたら・・なんて言い方をするでしょう?だから、難しいわけないと思うヨ。」

 おそらく僕の授業は、先生らしからぬ人間が先生らしからぬ本音でやっている授業。他の先生はちゃんとした学校の先生的授業をやっていて生徒に対する要求も多いんじゃなかろうか?

 知識を身に付ける、技術を身に付ける、考える力を付ける・・・。

 僕が望んでいるのは、自力解決する習慣を覚えるということ。

 知識や技術はハートに火が点いて、実際の現場で必要に迫られれば、そこから初めて本物になり始める。

 だから何から何まで学校の勉強みたいに(学校だけど・・(^^; )、詰め込む必要はないと思ってるんだよねぇ。

 それより、人が言ってることにちゃんと耳を傾け、自分の考えを正確に伝え、そのやり取りに誠意がある・・・。明るいことに目を向ける智慧。

 そういうことを学んでいたら、僕の人生ももっと人様の役に立てたかもしれない。

 そういう反省も踏まえて、僕はあんまり生徒たちに多くのことを詰め込もうとしていない。

 ハイ!先生失格!!ってか・・ (^^; 

 その現場に行くために、知識や技術を詰め込まないといけない世の中だから学校があるんだろうからねぇ。

 かわいそうな生徒たち。かわいそうな世の中・・・。

 試験なんか気にせずに、明るく行きまっしょう!せめて僕の授業だけでも。

 アハハ、こんなこと言えるのは非常勤の強みだな(*^^)v