2017年4月 2日(日)

地元方の飼い殺し

 野市での日舞、道具の日。

 去年咲いていた駐車場脇の桜はまだ咲いていなかった。

 これは老木の元気が無くなって来たのではなく、今年、世間全体で桜の開花が遅いからだと思う。

 ここ何年か、花見の時期に仕事が入ってろくに花見をしていないので、逆に今年は花見が出来るかも・・

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 道具の方は・・

 おととしから本番当日だけのお呼ばれとなり、ホールに行くと前日の内に所作台は敷かれていて、さらに今年は飾る道具も9割がた組んで用意されていた。

 裏方が万全の準備をしておいて、表方に「ハイ、後は存分に踊ってください」と言うのはよーく分かるのだが、裏方の準備段階がほぼ済んでいて、「後はどうぞ飾ってください」と言うのは不思議な感覚(^^;

 朝一番に重い所作台を運ばない分、釘を打つ本数がほとんどない分、道具感覚のスイッチが入るのに少々時間がかかった感じだったな・・

 でも、会主さん側の手伝いの皆さんとの連携は年々よくなって、とてもやりやすい裏方仕事ではあった。

 道具の転換を早くするためだったり、飾り物の安定性に不安があって支えが必要な時などに、人知れず道具方が舞台上にいることがある。

 飾り物の後ろにいるので客席からは全く見えなくて、そういうのを「飼い殺し」と言うんだけど、今回は地元の手伝いの人が迷わず飼い殺しになった場面が3度くらいあったっけ。

 その内、みなさん地元の方だけで飾れるようになるかも・・(^^)